留学時代に経験したなかなか伝わらない英会話
大学時代にアメリカ留学を一年間経験しました。アメリカ留学で僕には日本人としての価値なんてなかった【海外留学体験談】にも書きましたが、英語って結局は英語圏の人とコミュニケーションを取るためツールでしかないのです。
とはいえ、英語が話せるに越したことはないです。
僕が留学時代に経験したのは「自分では英語を話しているつもりなのに伝わらない」現象でした。日本語の発音と英語の発音は全く違うし、何より話すと首を傾げられると一気に自信をなくしたりします。
この記事で紹介する方法で、実際に留学中に英語が伝わりやすくなった感覚がありました。今回は、僕が英語の発音を少しでも良くするためにやったことを全てまとめます。
英語の発音を学ぶための具体的な方法とコツ
発音の練習は独学でも出来る。発音記号も覚えられればベストだけど、全てを完璧に仕上げようと思うと疲れてしまいます。
日本語の発音でもそれなりに伝わる部分もあるので、まずは練習すべき英語の発音とそうでないものにまずは別けてしまおう。必要最低限の発音をきっちり時間をかけてマスターしてしまったあとで、全体の英語の発音を徐々に練習していくのが一番効率よく学べる。
- R と L
- th
- v と b
- got (a)
- match(ae)
- s と sh
- n と m
この7つをある程度マスターしておくだけでかなりの単語をカバー出来るし、何より発音が一気に英語らしくなる。
発音を覚える大事なコツは2つあって、音ではなく目と頭で発音を理解することと口全体の動かすことだ。ん?良く解らないぞと思った方がほとんどだと思うので、具体的にどうやって学んだのかを説明していく。
コツその1.英語発音UDAサイトを活用する
そもそも英語の発音は日本語に無い音を出さなくてはいけない。絶対音感を持っている人や奇跡的な才能を持っている人は音を聴いただけで理解出来るのかもしれない。でも僕のような凡人は音を聴いてもどうやって発音しているか分からなかった。
英語の発音の仕方を図と文字で具体的に表現している教材を探したときこのサイトに行き着いた。
音の出し方を絵と動画と文字で説明してくれている。英語発音のマニュアル化と言ってもいい。英語の発音を聴くだけで理解しようとすると絶対に難易度は高い。だからこそきちんと発音の仕方を理解して練習するのが一番の近道だ。
基本的な発音の仕方を無料で公開してくれているのでかなり有難い。
むやみやたらに英語の映画やポッドキャストを聴き続ければ英語の発音が上達するなんて幻想はない。理解、練習、練習、さらに練習あるのみ。
コツその2.英語の発音を目と頭を使って理解する
特に、日本人の苦手な「LとRの発音の違い」を僕はこのサイトから学んだ。色々と調べていくと巻き舌にすればいいという説明もあった。巻き舌?何それめっちゃ難易度高いんやけど・・・と思って挫折しかけたこともある。
けどLとRの発音の仕方で大切なのは舌の動きだけじゃない。英語発音は「UDA式発音PRO」のサイトに特設でRとLの聞き分けコーナーを参考にしてほしいけど、大切なのは口全体の形+舌の動かし方だ。
出典:http://catchy-business.com/englishpronunciationrandl2016/
例えば、こんな感じのイメージ図だけでは舌の動きが理解しづらい。そこで動画と文字で確認しながらどう発音しているかを観察してみる。
この動画を確認しながら、LとRの発音を文字で理解しておく。
こうやってまずは頭の中で発音の仕方を理解しようと努めてみる。次に、舌だけではなく口全体の動きを真似してみる。Rの発音の時はアヒル口で上に向いていることが分かる。この口全体の動きが無いと英語の発音は上手くいかない。
コツその3.口全体の筋肉を使ってちょっと大げさなくらいで練習する
英語圏の人と話すときにみんなが持っているイメージは「オーバーリアクション」だと思う。でもここに英語の発音の本質が隠れていたりする。英語の発音をするためには、そもそも口全体を日本語とは比べ物にならないほど動かさないといけない。
日本語はイントネーションもアクセントもほとんどない平行線な音を維持し続けるし、口の動きもほとんど無くていい。
だから、本当に英語の発音が出来ているときは口の筋肉が痛くなる。ちょっと大げさなくらいの動きで練習した方が上達は早い。
最初は少し恥ずかしいかもしれないけど、英語を話すときは口全体を使うことを意識してみよう。
コツその4.とにかく練習あるのみ、でも完璧主義はNG
僕の知っている上手く行かないパターンはネイティブと全く同じ発音を目指すこと。これ絶対に挫折するし、そもそも100点の発音じゃないと伝わらないなんてことまったくない。これだけは覚えておくべきだ。
注意したい上達しない人の悪循環
英語の発音が苦手だからためらう→話すのをやめる→英語を話さなくなる→英語が上達しない
そもそもアジア圏に行けば、フィリピン英語、タイ英語、中国英語などその現地の発音やイントネーションに近い英語が話されている。僕自身が最も苦労したインド英語だって立派な英語に違いない。
発音は正確にその単語を伝えるためのルールに過ぎない。発音がダメだからと言って英語そのものを話す機会を自らやめてしまうことが一番やってはいけないことだ。
全く伝わらない英単語ならスペルを言ってしまうのも一つの手だ。発音そのものにこだわり過ぎると、頭が固くなって別の方法で英語を伝えることも出来なくなる。
上手く言えないけど、伝えようとする姿勢は必ず相手に伝わります。だから完璧な英語が話せない、というどうでもいい恐れを今すぐぶん殴っておくべきだ。
コツその5.発音を学んだらチェックしてもらう機会を作る
英語の発音を練習したらネイティブの人に発音をチェックしてもらうのが一番だ。自分ではきちんと発音できているつもりでも、ネイティブの人が聴くとアクセントが間違っていたりする。目の前で実際に話す生の声で学ぶこと以上の教材はない。
話すことでお互いの発音を付き合わせて比較が出来る。上手く発音出来ていないのであれば、何が違うのか?を自分の頭で考えてみる。
英語の発音をチェックしてもらう機会を作るために出来ることは以下の3つだろう。
- 英語圏の友達と話す
- 英会話学校など講師と話す
- オンライン英会話を活用する
友人に海外の人がいればベストだろうけど、留学など経験していないとなかなか難しいだろう。実際に通うかは別として、例えば駅前留学のNOVA まずは体験レッスン!など体験レッスンを使ってみるのも一つの手だし、オンライン英会話ならDMM英会話だとフィリピン系ではなく現地の講師を選べるのでおすすめだ。
いずれにしても、自分は上手く発音出来ているのか?はきちんとチェックしておいた方がいいかもしれない。
コツその6.英語の発音が出来ているか個人的に確かめる裏技(おまけ)
これは僕が使っている方法だけど、一人でそれなりの精度で英語の発音を確かめられる方法がある。「Google音声検索」を使う方法だ。Googleページの言語をENGLISH(US)に変更して発音してみよう。
“match”, “right”, “light”, “white”, “girl”あたりが難しいところだろうか。 単語を検索すると、英英辞典の意味と発音の確認まで出来る優れもの。たまに自分の英語がグーグル様に通じるか試してみたりしている。
簡易的ではあるけれど気軽に遊び気分で確認が出来るのでおすすめだ。
英語の発音のコツまとめ
最後に英語の発音を上達させるために覚えておくべきことをまとめてみる。
- 英語の発音は独学で上達可能
- 音ではなく目と頭できちんと発音を理解する
- 口全体を使う意識を持つ
- ネイティブの人に一度チェックしてもらう
この記事では具体的な英語の発音には触れていないけど、英語発音は「UDA式発音PRO」 のサイトにかなり詳しく載っているし発音の聞き分けテストも出来るから有効活用すべきだ。もし英語の発音の教材を買うのであればDVDテキストも取り寄せ可能なので検討してみてほしい。
こうやってWeb上で英語力を伸ばすツールが自由に使えるようになったのは本当に有難い。信憑性があるかはある程度ご自身で判断すべきだが、使えるものはどんどんフル活用していくべきだ。
なるべく楽に最短で英語の発音をマスターしたいなら
日本人にとって英語は未知の発音だらけです。
でも、そんな英語の発音をなんとか短期間でマスターしたい。
そんな人のために発音の記事を書きました。
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英語だけにある特有の11つの音さえマスターすれば一気に英語らしい発音ができるようになります。
発音できる音は聞き取りやすくなる→英語のリスニング力がアップしていきます。
英語の発音を上達させたい人はぜひ合わせて読んでみてほしい。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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