北九州・小倉周辺で絶対に立ち寄りたいラーメン屋
福岡といえば博多が有名だけど、実は北九州もバリ旨いとんこつラーメン激戦区だということをご存知だろうか。人口90万人の大都市である北九州には博多にも負けない美味しいラーメン屋が点在してる。ということで今回は北九州・小倉周辺で美味しいラーメン屋を独断でまとめてみた。
博多とはまた違ったB級グルメっぽさのあるラーメン、クリーミーで味わい深いラーメン、非とんこつ系など沢山あるので是非ともお気に入りのラーメン屋を見つけて立ち寄ってみてほしい。
笑福亭
<住所>
<営業時間>
[月~金] 11:00~15:00 18:00~23:30
[土・日・祝] 11:30~16:00 18:00~23:30
<定休日>
水曜日
<席数・駐車場>
20席、2台分のみ
<食べログ>
いきなりのB級グルメ感が漂うのが小倉のいいところ。焼うどんとか焼きカレーとか北九州グルメは沢山あるけど、まずはこのとんかつラーメンを紹介しないと始まらない。もともとは熊本ラーメンが元祖になっているらしい。昔の駄菓子屋によく置いていたすぐる ビッグカツ スペシャルソース味みたいな薄めの肉と衣のとんかつがラーメンの上に並べられててそんなに重苦しくはない。テレビや雑誌の取材も多く、北九州のラーメン本には必ず載っている有名店。
ただのとんかつラーメンじゃ終わらず、味の種類もまた豊富に揃っている。
- 初代目とんかつラーメン
- 二代目黒とんかつラーメン
- 三代目赤とんかつラーメン
- 四代目醤油とんかつラーメン
- 五代目黒味噌とんかつラーメン
- 六代目赤味噌とんかつラーメン
- 七代目塩とんかつラーメン
- メガとんかつラーメン
その種類は七代目まで続き、ただのとんかつラーメンをいかに楽しむかが攻略のポイントになっている。ちなみに、普通の豚骨ラーメンもあるし女性用にはレディースとんかつラーメンもある。ここでしか味わえないガッツリ感を楽しみたい人は是非。
龍王
<住所>
<営業時間>
昼 11:00~14:30
夜 18:00〜売り切れまで
<定休日>
日曜日
<席数・駐車場>
カウンターと小さいテーブルのみ、駐車場3台
<食べログ>
友人から「戸畑に鬼美味いラーメン屋あるけん行こうや」と言われるがままに連れてこられたのが龍王。なんの変哲もない住宅地に人がかなり並んでてビックリしたのを覚えてる。1日200食限定で、ラーメン一杯550円。
スープの見た目の色味にも出てるけど、スープは比較的甘めであっさり。でも豚骨の濃厚な旨味は口の中に残る。ここのラーメンの特徴はトッピングのシナチクでこれが独特の甘さを出してる感じ。飲み屋を歩き回ったあとの〆の一杯としてもイケる。友人の鬼美味いっていう表現はさておき、サラサラしたスープの中に隠れた豚骨ベースの旨味がいい味出してる。「もう一度確かめたくなる味」って言った方がいいかもしれない。
石田一龍
<住所>
<営業時間>
11:00~16:00、18:00~20:40
<定休日>
年中無休
<席数・駐車場>
25席、駐車場8台
<食べログ>
小倉のラーメン屋では良く見かけたりするけど、ほかの店ではなかなか見つからないワンタンラーメンが有名な石田一龍。ラーメンはこってり派の濃厚ラーメン(600円)か、あっさり派の屋台ラーメン(590円)の2種類から選べる。元は久留米ラーメンから派生していて、豚骨コテコテの脂スープと福岡ならではの極細ストレート麺は北九州ではなかなか食べられない味。
それから焦がしたチャーシューも絶品で濃厚ラーメンとの相性は抜群。過去、3回だけ開催された北九州ラーメンフェスティバルでも準優勝と優勝の経験があり地元では非常に有名なラーメン屋。個人的には、濃厚ワンタンバリカタでの注文をおすすめする。
坦々たぬきラーメン KIWAMI
<住所>
<営業時間>
昼・火~土 午前11:45~午後2:00
夜・火~木 午後9:00~深夜12:00
金・土 午後9:00~深夜1:30
<定休日>
日曜日・月曜日
<席数・駐車場>
10席、近隣にコインパーキング多数
<食べログ>
北九州の担々麺で有名どころを検索すると必ず現れるのがここ。黒崎駅の近くの飲み屋街にある。お昼と夜の決まった時間にしかオープンしないため時間を合わせ込んで行く必要がある。
担々麺は辛さを選べるようになっていてスープはとにかく濃厚。気づけばあっという間に麺がなくなるので、〆に白ご飯を麺の無くなったスープにぶち込んで食べる担々ご飯は心もお腹もぽっこりたぬき腹になる。夜なら開店時間が21時と遅いので小腹が空いたときに行くのがベスト。
一橙
<住所>
一橙 曽根店 福岡県北九州市小倉南区東貫2-15-22
一橙 苅田店 福岡県京都郡苅田町神田町1-19-3
<営業時間>
曽根店 11:00~21:00 ※第2、第4火曜日は11:00~14:00まで営業
苅田店 11:00~20:00
<定休日>
曽根店 第1、第3、第5火曜日
苅田店 不定休
<席数・駐車場>
曽根店 24席(カウンター・テーブル) 駐車場有(10台くらい)
苅田店 18席(カウンター・テーブル) 駐車場有(5〜6台)
<食べログ>
小倉駅からは少し離れたお店にはなるが、それでもわざわざ足を伸ばして食べに行ってほしいラーメンが一橙。クリーミーな味わいながら豚骨がしっかり効いたクセになるスープ、細麺と絡んで口の中に広がった豚骨の味は炙ったチャーシューを食べることでさらに風味が倍増。食べる手が止まらなくなること間違いナシ。
お店も人に優しいラーメン、人に優しいお店を唄っていて都心部にはない田舎ながらの心地よさがある。夏場には絶品のかぼすラーメンを是非食してほしい。福岡が地元の僕もここのラーメンは絶品だと胸を張って言える。
桝本
<店舗情報>
公式サイト店舗情報
大型チェーン店のため公式サイトにて店舗ご確認ください
チェーン店なので九州を中心にあらゆる地域に点在している人気辛麺屋の桝本。もちろん、小倉に来ても食べられるのでまだ食べてない人のためにも紹介しておく。こんにゃくのような食感だからということで名付けられたこんにゃく麺はカロリーが低くてめっちゃヘルシー。唐辛子、卵、にんにく、ニラで作られた赤いスープは辛さが自由に選べて(小辛〜スーパー激辛)スープの色味が変わる。僕は挑戦したことないけど、友人のスーパー激辛は真っ赤すぎて全然笑えなかった。
ちなみに食べるタイミングにはくれぐれもご注意頂きたい。次の日に胃の中から辛麺のなんとも言えないにんにくの匂いが口から漂ってくるので、これが加齢臭なんかと混じるとセーフティ距離を保たれる可能性大。マズいと思う前にブレスケアのご準備を!
蘭州
<住所>
<営業時間>
昼 11:30~14:00 夜 18:30~24:00 水曜は夜のみ
<定休日>
日曜日
<席数・駐車場>
13席、駐車場なし
<食べログ>
とんこつラーメンもいいけど、ちょっと健康志向なラーメンもたまにはいいじゃないですか。それがここ蘭州の薬膳ラーメン。普通のラーメン屋って女性にはなかなか敷居が高いというか入りにくいけど、ここはシンプルな外観で女性でも入りやすい。もちろんデートとかでも全然使えるラーメン屋、これはこれで知っておいて損はなし。 醤油ベースでラー油のほどよい辛さと薬膳が使われたスープはとんこつにはない独特のクセみたいなものがある。そしてほどよく身体も温まる感じで冬に食べにくるとまた格別なのかもしれない。薬膳ラーメンだけじゃなく、北京風じゃじゃん麺や四川風担々麺とかも選べるのでやっぱりデート向きか。
魁龍 小倉本店
<住所>
<営業時間>
[月~土] 11:00~23:00
[日・祝] 11:00~21:00
<定休日>
年中無休
<席数・駐車場>
20席以上、駐車場あり
<食べログ>
とんこつラーメンと一言で言ってもスープの味わいは様々なんだけど、ここほど濃厚なスープはなかなか見つからない。濃厚コッテリは好みが分かれるので、めちゃくちゃコテコテな豚骨が食べてみたいって方にはかなりオススメ。ギットギトでザラザラのスープが麺に絡んで、一生分の豚骨を飲み干すように口の中が豚骨100%になる。豚骨に逆に飲まれてる感じ。
お店の付近からもう豚骨の匂いがしてきて、お気に入りの洋服なら確実に豚骨臭くなるので服装にも気を使っておいた方がいいかもしれない。いずれにしても、本場のド豚骨を味わいたいならここ一択。
笑味食堂 まねしん坊
<住所>
<営業時間>
月~土 11:30~15:00 19:00~24:00
<定休日>
日曜日
<席数・駐車場>
10席、近くにコインパーキング有
<食べログ>
黒崎駅からすぐ近くにあるラーメン屋で、実は紹介したいのは豚骨味噌ラーメン。福岡といえば豚骨ラーメンで味噌豚骨はなかなか食べられない味。これが逆に地元民には普段味わえない珍しいラーメンになっている。もやしのシャキシャキ感を味噌がちょうど良く味付けしてて、最後に豚骨にゆっくり変わる感じ。豚骨ラーメンはコテコテなので紅ショウガが必須になる。総じて取り合えず間違いない味を提供してくれるお店。もちろん、夜中でも行列ができるのである程度は待つ覚悟を持っておこう。
無法松
<住所>
<営業時間>
11:00~21:00
<定休日>
水曜日
<席数・駐車場>
24席、駐車場5台
<食べログ>
県外の人が小倉の有名なとんこつラーメン店を検索すれば必ずヒットする超有名店。土日になればランチ時にはラーメンが確実に売り切れるので、気合を入れて早めに行かないと食べられなくなってしまうこと必須。僕も何度食べられなかったことか…悔しい思い出の多いラーメン屋でもある。
ここの特徴は、完全に他のとんこつラーメン店とは違う上品なスープ。防腐剤、保存剤を一切使用してないこだわり麺が天高く舞い上がる湯切りパフォーマンスは見てるだけで楽しい。ラーメンがエンターテイメントの域に達した感がある。ラーメンに息を吹き込むってこのことか、と妙に納得させられる。
それから高菜の圧倒的美味さも忘れちゃいけない。高菜だけでお腹いっぱいになるので食べ過ぎ注意!すべてにこだわりを感じるこれこそ「小倉の本気」。
一番星
<住所>
<営業時間>
11:00〜15:00 ラーメンは昼のみ提供
<定休日>
水曜日
<席数・駐車場>
15席、駐車場有り
<食べログ>
先ほど紹介した“無法松”、そして有名なもう一店の“一真軒”と合わせてラーメン激選区にあるのが一番星。ここもスープが独自でいわゆるミルク、ミルク、ミルクやぞこれ!ってほどクリーミー。麺と一緒にスープが進む進むであっという間に器の中が空っぽになる。個人的にお米好きなんですが、ここのおにぎりはなんと70円。これはマジで嬉しすぎる。ミルクスープとおにぎりを交互に食すのもかなり乙。ごちそうさまでした。
一真軒
<住所>
<営業時間>
平日11:00~19:00
土・日・祝11:00~17:00
<席数・駐車場>
15席、駐車場有り
<食べログ>
先ほど紹介した無法松、一番星に続くラーメン激選区の一軒。この近辺は車がないと来るのは厳しい。しかし小倉北区のレベルの高さと言ったらホントにすごい。ここは他の2軒と比べても豚骨本来のマイルドさが味わえるお店。なんと言ってもラーメン開始前に一人一人に提供される豆と紅ショウガがこの店のスタイル。ラーメンができるまでのワクワク感を豆でボリボリ…と噛みしめつつ、紅ショウガの使うタイミングを考えてる間にラーメンが運ばれてくる。この待たせないところに粋な心意気を感じる。
ぎょらん亭
<住所>
[本店]福岡県北九州市小倉北区三郎丸3-6-29
[沼店]福岡県北九州市小倉南区沼本町2-1-25
[苅田店]福岡県京都郡苅田町幸町3-8
<営業時間>
[本店]11:00~15:00(L.O)、17:00~21:00
[沼店]11:00~14:30、18:00~21:00
[苅田店]11:00~14:30 18:00~21:00
<定休日>
[本店]木曜日
[沼店]月曜日
[苅田店]月曜日(祝日の際は翌火曜日)
<食べログ>
[本店]ぎょらん亭 本店 – 香春口三萩野/ラーメン [食べログ]
魁龍のドロドロギトギト感と勝負できる「どろラーメン」はここぎょらん亭の定番メニュー。写真を見てもらえればわかると思うけど、もうスープに浮く泡の量が全然違う。
ただ、ここのスープはクリーミーで甘口なのと麺が中太麺ってところがポイント。
もちろん、他の県の方々が見れば細麺の部類に入るのだろうけど若干の太さを感じたのであれば福岡のとんこつが身体に染み付いている証拠だと思う。そしてデカいチャーシューの存在感と言ったらもう最高。昼でスープ売り切れなら夜は営業しない場合もあるみたいなので売り切れにはくれぐれもご注意を…
一平本店
小倉駅すぐ近くにあるかなり老舗のラーメン屋。一杯550円でランチにも飲んだあとにも気軽に食べに来られるのが魅力。メニューにはラーメン(スープ魅力)の文字が…こんなところに老舗の遊びゴコロと余裕を感じる。そしてその文字通りの優しいとんこつが身体に染み渡る…飲みに来たシメにたまーに利用させてもらっております。あんまりコテコテじゃなくていいけど本場の味を食べたい!っていう観光客にもオススメしたいほっこりするお店。
麺8-34
<住所>
<営業時間>
【月・水・木・金・土】 11:30~15:00 18:00~20:00
【日・祝】 11:30~18:00
<定休日>
火曜日
<席数・駐車場>
13席、駐車場無し
<食べログ>
とんこつラーメンの紹介ばっかりで飽きたって人に朗報なのがここの鳥白湯ラーメン。もちろんコテコテのとんこつラーメンを楽しみまくるのはいいけど、たまには違うラーメンも食べたくなる。
ここに来れば塩、醤油ラーメンも楽しめる。小倉駅のすぐお隣の西小倉の駅から徒歩ですぐなんやけど、まぁ外観はラーメン屋だと気づかない(笑)普通の家かと思っちゃう。これ食べた後にリバーウォーク沿いを流れる紫川に沿って歩く何ともいえない爽快感が個人的に好き。
行橋方面まで脚を伸ばしてでも行きたい美味しいラーメン屋
小倉周辺のラーメン屋を紹介してきたけど、北九州市ではないけど小倉まで来たらもう少し足を伸ばしてでも行っておいてほしいラーメン屋がある。個人的におまけとして紹介させて頂きます。めっちゃ美味しいから!
金田家
<住所>
福岡県行橋市大橋1-4-3
<営業時間>
11:00~15:00/17:00~20:00(L.O.)
<定休日>
木曜日
<席数・駐車場>
14席、駐車場6台くらい
<食べログ>
行橋はほとんど人が歩いてません。そんなのどかな風景の中、車はバンバン止まるわ、お店の前に行列はできてるわで何故にこんなところに人が沢山!?と思った目の前に金田家の看板。こんなド田舎に行列を作るほどの人気店なんだけど、その理由はここのスープを一口すすれば分かるはず。
僕も色んなとんこつラーメン食べたけど、ここまで上品で旨味もあってクドくないスープにまとめ上げられてるのはホントに感動。とんこつラーメンで感動するとかありえないだろって思う人いるかもしれないけど、ここのラーメンは本物です。小倉から見てもやっぱり遠いけど、それでもわざわざ連れてきたくなるお店。
太一商店 行橋店
<住所>
<定休日>
不定休(電話確認を!)
<席数・駐車場>
カウンター・テーブル席20席くらい、駐車場8台くらい
<食べログ>
もとは大分のゴールドプランニングという会社さんが経営するお店。このお店はかなり好きで別記事でもレポしている→太一商店という大分発のラーメン屋の満腹保証に度肝抜かれた【福岡二郎系】とにかく何でダシを取ったらこんな濃厚なスープになるんだろうっていうクセになる味と、その濃さを中和してくれるゆで野菜たち。ぶっといチャーシューをかじって、野菜食べて、スープ飲んでととにかく箸が止まらない。鬼盛りは二郎系ラーメンのようにスポーツと言ってもいい。信者も多く、こちらも田舎で行列のできるお店。一つだけ注意しておきたいのは不定休日がまちまちなので、来る前には確実に電話でオープンしているかどうかを確認しておくべき。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。