2018年に入って新しい財布にアップデートしました。
新しいお供として選んだのは、ずっと気になっていたBellroy ベルロイ ノートスリーブウォレット 『 Note Sleeve 』 。
選んだ理由は薄さをトコトンまで追求したデザインと機能性の良さ。
東京に引っ越してきてクレジットカードと電子マネーと少量のお札だけで生活ができるようになり、小銭を扱う機会が一気に減ってきました。
前に書いた記事全ミニマリスト達が愛用する小さくて薄い財布15選を調べてみたの中でも紹介していて、ずっと前から気になっていたノートスリーブがついに普段使いの財布となりました。
Bellroyのノートスリーブの機能面
特に魅力的なのが財布一つの開発・デザインにかなりの工夫と時間をかけて作り込まれているところ。今回、Bellroyの財布を持ってみて改めてその奥深さを知ることになりました。
これまで機能面と小銭入れの便利さで愛用してきたミラグロの財布ともついにお別れです。
ノートスリーブはただ薄ければ良い、ただ機能的であれば良いという考えではなく、とにかく細部の細部まで工夫の目が向けられています。
かさばらない理由は財布そのものの作り方に秘密がありました。
カードがここまで入るのにこの薄さを維持できるのは作りの工夫にある。秘密は「カードとカードの間の革を排除する」構造にあるとのこと。
通常の財布だとカード全てを革で区切るため自然と分厚くなってしまいます。この区切りの革を極限まで無くし、かつ革そのものを丈夫にすることでスリムかつ丈夫な財布にしたのがBellroy ベルロイ ノートスリーブウォレット 『 Note Sleeve 』 です。
持っているスマホと薄さを比べて見れば薄さは一目瞭然。
徹底的に無駄を削ぎ落とした形状にも関わらず、収納力は想像以上にあります。
ノートスリーブ収納
カード 3枚(即取出し) / 8枚(プルタブ)計11枚
収納:お札 / 小銭 / 名刺
重さ 40g
寸法 幅90mm x 高さ103mm x 厚さ10mm
開くとよく使うカードを収納するスペースが3つだけ。持つためのカードを究極的に厳選する必要があります。
本当に必要なものだけを厳選して選ばなきゃいけないので必然的に持ち物が減らせるってわけです。
頻繁に使うカード類は開いて即取り出せるように閉まっておき、取り出す必要のないカードはプルタブ付きのポケットに収納。ここにはSuicaや使う頻度が少ないカードを忍ばせることにしました。
プルタブを引くと…
カードが現れました。この構造は思いつきそうで思いつかなかったシンプルさ。僕も思わずこういう手があったかと思ってしまいました。詳しく知りたい人は購入してからのお楽しみということで…
ミラグロとノートスリーブの薄さを比較してみた
これまで使っていたミラグロは小銭入れがある分、それなりの厚さがありました。
ノートスリーブに移し変えてみてどのくらいまで薄さが変わるのかを実際に見てみます。
お札とカード5枚と小銭が5枚ほど入ってます。
これを新しいノートスリーブに入れ込んでみます。
左が何も入ってないこれまで使っていたミラグロの財布。右が先ほどのカード・お札・小銭を入れたノートスリーブです。
必要なものを収納したのに比べてみればその薄さは一目瞭然です。財布の構造上かさばらない工夫がされているのが分かります。
改めてここまで比べてみると本当に買い替えてよかったなと思っています。
Bellroyのものづくりへのこだわり
財布はほぼ毎日使うものだからこそ耐久力は絶対的に譲れない条件の一つです。
Bellroyは薄さだけでなく、天然革の耐久性・柔軟性に徹底的にこだわっているとのこと。
ツヤ感のある財布の革を拡大して見てみます。
キメの細かさに加えて、Bellroyのノートスリーブの革の最大の秘密はベジタブル・タンニング・レザーという革素材。気になって調べてみました。
「ベジタブル・タンニング」とは
「皮」から「革」に「なめす」(防腐処理する)のは、一般には安価で効率的な「クロムなめし」という薬剤を使った処理がほとんどですが、ベジタブル・タンニングは植物性のタンニン(木の実や皮など天然の渋の成分)のみを使います。 ただし、避けられない特徴として多少の色落ちが発生することもあります。でも、私たちは、時とともに豊かな表情を見せる革らしさをそのまま生かしたいと思い、これを採用しました。
一方でこのやり方は、手間と時間がかかるためコストは高いですが、天然成分を使うためエコであり、革本来の自然な風合いや経年変化を楽しめるところがメリットでもあるのです。
経年劣化を楽しむべき変化として考え、革本来のもつ自然さを最大限に活かしているのが一番の魅力になっています。
小銭入れはもしものための備えとして
日々の時代の流れに合わせていかに小銭を使わないようにするか、は今回の財布を選ぶときのテーマだったので小銭入れの出番はなるべく減らしたいと考えてます。
お札入れの裏側にある隠しポケットが小銭入れです。もともとが薄い作りなので小銭の枚数が増えるとパンパンになってしまいます。これだとせっかくの薄さが台無しに。
そこで今後は入れる小銭の額を100円玉、500円玉に限定しようと考えてます。
もし10円以下の小銭が出たら付近にあるコンビニの募金箱に入れるようにしておきます。財布はもっと薄く身軽になるし、誰か世界の裏側で苦しんでいる人への手助けもできる。財布は薄く、心配りは厚く、というのをマイルールにしてみようって思ってます。
ちなみにもう一つポケットがあってそちらには名刺が入れられるようになっています。
スーツにも合うノートスリーブのコンパクトさ
普段着よりもスーツを着ることの方が多いので、なるべくスーツにも合うスタイルの財布であることも選ぶポイントの一つでした。NoteSleeveは見た目の薄さがとにかくスーツにもマッチするのでフォーマルな場面でも馴染みます。
かさばらないのでどのポケットに入れても大きく目立ちません。スーツの見た目をそのままに保てるのは嬉しい魅力。
財布を広げて即座に必要なものを取り出せるシンプルさ。
パッと開けば必要なカードが厳選されているので、取り出しから支払いまでスマートにこなすことができます。
秘密のプルタブにはなるべく多くのカードは入れたくありません。ただ、最大8枚も入る収納力があるので必要なカードが増えても安心です。
財布の膨らみがスーツのスタイルを邪魔しない嬉しさ
スーツからボッコリと財布の膨らみが見えてしまうのはなるべく避けたいですよね。
機能的かつここまでスリムなら財布があることさえも忘れてしまえる薄さです。
この薄さならスーツそのもののデザインを邪魔することもないし、なにより名刺入れとしても併用できるのはかなりありがたい。
しかも普段使いしてみて一番感じたのは薄さではなく「とにかく軽い」ってことでした。
手にとって使えば使うほどより身軽で、より新しいライフスタイルに合わせられる財布だなって思えます。このスリムさ・軽さがとにかく好きになりました。
check!!
財布を日常の変化に合わせてアップデートし続ける
本当にいいモノを長く使い込むほど愛着は湧いてくるし、財布は特に日常で使う場面が多いからこそ長く賢く使いたい。
歳を重ねるごとに少しずつライフスタイルや求める機能、価値観まで変わってくると思います。だからこそ定期的に自分の今の生活を見直して、考え直しながら持ち物も常にアップデートすべきだというのが個人的な考え方です。
ベルロイのノートスリーブで財布がこれまで以上にさらにスリムになりました。
仮想通貨の登場、クレジットカードが使える店舗が増えてきてますます小銭や紙幣そのものを持ち歩く必要がなくなってきている気がしてます。
めまぐるしく変わっていく技術の進歩に、自分の生活スタイルもなるべく合わせていきたい。
無駄を無くせば無くすほど、日々の変化に柔軟に対応できるようになります。次の財布はUSBメモリのようなデータのハードウォレットになるか、中国のようにスマホそのものが財布になるのかもしれないと思ってます。
いつかは財布がなくなる日も視野に入れつつ、次の変化に備える。2018年はノートスリーブを使い倒してさらに身軽に生活ができそうです。
check!!
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。
【記事後記】約1年間使ってみての感想
その後、今日が2019年の3月11日なのでちょうど1年間ほど使いました。
スリムさなどかなりおすすめでしたが、全体的に使用感が目立ってきたのは否めません。それから、ポケットが少し緩くなってカードが落ちやすくなっているのも事実です。
財布寿命としては約1年程度かな、という印象です。
それでも、毎年新しいミニマルな財布に切り替えるのは良いことだと思います。
次はまた新しくて薄い財布を購入する予定なので、また手に入れたらレビュー記事を書きますね。