個人として「英語」についてずっと思っていることを書いてみます。
英語を学びたいと思っているけど、なかなか前に進めない人に向けた記事になります。
まず先に、この記事の結論を書いておきます。
結論
- 理由なき英語学習は人生のムダづかい
- 英語を学ぶ理由には「他人に流されない強さ」が必要
- 言葉はあくまでも伝えるための一つの手段でしかない
英語を学びたい・興味がある人はたくさんいた
僕の周りには英語が話せるようになりたいって人がたくさんいました。
今でも、呪文のように「英語を勉強したい」って唱える人がたくさんいます。
僕がそんな時、「何で英語が話せるようになりたいんだろ?」っていつも思います。
何となくカッコイイ、海外旅行で使いたい、外人と友達になりたい、転職したい、今の会社で昇進したい、仕事で海外に行きたい、etc
いろんな理由を聞いてきたけど、誰一人として英語を話せるようになった人と会えたことがない…
「英語を学びたい」
確かに聞こえはいいしカッコイイ。
でもその夢見る時間、失礼な言い方かもしれないけど「無駄な時間」になり得るんじゃないか、と思っています。
これほど英語を学ぶための教材に恵まれた環境はない
インターネットのYoutubeを開けば、海外のアーティストの音楽が無料でしかもPV付きで楽しめます。TEDにアクセスすれば無料で数百ものプレゼンを聞けちゃう。
さらに、一部の海外の大学では無料でネット上に講義の動画を配信しているところもあります。
本屋に行けば、英語コーナーにぎっしりと参考書が並べられているし、英文法、英単語、発音、音読、ペーパーバックとあらゆる本が日本にいながら手に入ります。
留学なんてしなくても、itunesで海外のラジオ番組にアクセスできるし英語漬けの環境も作ろうと思えば作れます。
もうここまでくると、留学する必要すらないのかも…って思います。
でも、一向に英語が話せる人の数が増えてる気配は無い
なんでこんなに英語学習ができる環境なのに、英語ペラペラになっていないんだろう…
それって「英語がいますぐ必要じゃないから」なんじゃないかと。
英語が話せたり、聞けたりするのがイイことに間違いは無いけど、本質的に日本で暮らすとして普段の生活に必要かと言われると多分95%必要ないと思います。
英語を学んでる僕ですら、活用できる機会はほとんどない。
たまに外国人を道案内したり、仕事で使ったりすることもある。でも、本当にシャカリキになって学ぶ必要があるのかって言われれば疑問だと思う。
日常生活では英語なんてほぼ必要ない、というのが現状だと思います。
で、そういえば何のために英語やるんだっけ?
英語を勉強する理由はなんだってOKだと思います。
- 英会話できるようになりたい
- 海外旅行で現地の人と会話したい
- 外国人に日本のことを伝えたい
- イケメン・美女な外国人と話したい
ここで1つ質問です。
あなたは一体何のために英語を勉強しますか?
この問いに即答できないなら、英語って多分上達しないと思います。
なぜなら、英語が「自分事」になっていないからです。
本気で英語を身につけようと思うのならそれなりの覚悟が必要になってきます。
それなりのレベルに達するためには最低でも500時間はかかる。
なので、自分の目的が明確でないと確実に折れます。(僕も経験あります…)
漠然と、ただただ「英語が話せるようになりたいなぁ〜」って思うのって実はかなり危険なんじゃないかと思います。
目的なく英語を学ぶって、困ってもないのに、製品の説明書を1ページから順番に読んでいく感覚に似ていると思います。
正直、そんなんじゃ絶対に頭に入らない、というのが僕の正直な意見です。
英語はコミュニケーションのツールでしかない
例えば、英語が話せるようになったからと言って人間性まで変わってしまうかと言うとそうは思いません。確かに、関わる人が海外の人たちになると考え方や価値観が違うし、その影響を少なからず受けることはあり得ません。
でも、結局は英語が喋れてもおしゃべりな人はおしゃべりなままだし、無口な人は無口なままです。
逆に、変に英語ができてしまうと「しっかりと発音して滑らかにしゃべること」に取り憑かれて本来のコミュニケーションができなくなります。
僕がまさにそうでした。
世界の果てまでイってQの出川を見れば学べるものはたくさんあります。
大切なのは、伝わらなかったり訳が分からないという顔をされてもめげない不屈の精神力と伝えようとする気持ちだと思う。
相手を立ち止まらせて、日本語を織り交ぜることに何のためらいもないんです。
英語力を磨くことはもちろん、コミュニケーションをするための精神力を高めることも必要になってきます。
なので、僕が英語力と同じくらい大切なことは3つあります。
- 単純に相手に切り込んでいける行動力
- お前何言ってんだって顔されても気にしない精神力
- 自分の言いたい事を伝える勇気
もちろん、これだけじゃなくて知識・教養としてたくさんの事を知っているかもポイントです。
例えば、次の2人の日本人、どちらが海外の人にとって魅力的に映ると思いますか?
- 英語はペラペラだけど中身がない人
- 英語はダメだけど面白くて色んな知識を持っている人
僕だったら確実に2番の人を選ぶと思います。
流暢に英語が話せても、何も知らない人は面白くないんですよね。
確かに、英語を駆使して仲良くなれるだろうけど、その先の人間としての魅力が空っぽだったらちょっと虚しい。
逆に、日本語で話してて面白い人は英語で話しても確実に面白いです。
言語が変わっても、中身の人間は変わりません。英語が話せるより、人間としての中身、みたいな方が100倍大事になります。
英語と組み合わさると価値になる
とはいえ話せることに越したことはないです。
コミュニケーションをする人が1億人から数十倍と絶大に増えるし、情報収集も幅が広がります。
でも、それは単なる道具に過ぎないと思います。英語が話せるただの人、に価値ってあんまりないんです。
でも例えば、英語が話せる料理人、英語が話せる占い師、英語が話せるスポーツインストラクター、何かのスキルや職業と組み合わせると一気に幅が広がります。
英語が話せる〇〇、まずはこの〇〇の部分を自分に問いかけてみてください。
英語って結局「どうしても必要!」になってからでもいいのでは?
例えば、会社で突然従業員が海外の人たちになって英語じゃないとコミュニケーションが取れないと職を失ったり、近所のスーパーで英語が話せないと買い物できない。
そんなありえないかもしれないけど、英語がないと生きていけない!という状態にならない限り英語を学ぶ必要はないのかもしれません。
もちろん、ビジネスとか色んな面でチャンスを増やしたり、日本という国に絶望して出て行く決意をしたりするかもしれません。
もし、安易に英語をやってみようと思っているならもう一度考え直してみてほしい。
どうしても必要な理由がない限り、英語を学ぶことは「無駄な時間」になり得るかもしれません。
と、ここまで言われて「あーそうかもな」と納得してしまうなら、本当に止めておいた方がいいかもしれません。
いや、それでも私は英語を学ぶんだ!っていう強い意志がある人なら、確実に英語が上達するはずです。
身につけることに「必死さ」みたいなものの重要さはデカイと思います。
もし英語を学ぼうとしているならそこだけはハッキリとしておいた方がいい、というのが僕の意見です。
この記事を見ているあなたは、どんな心持ちでしょうか?自分にもう一度、問いかけてみると本音ときっと向き合えるはずです。そうであれば、僕はこの記事を書いた意味があったと思えます。
参考になったのであれば幸いです!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
これまでの英語学習をまとめた渾身のnote書きました。
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STAY MINIMAL英語学習ガイドマップ
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■TOEIC800点は全ての英語学習者が目指すべき通過点
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┗ 英語って何から始めたらいいか分からない人はまずこの記事から
■最短かつ具体的なTOEIC800英語学習戦略
管理人の独学の勉強法(時間と根気ある人向け)
┣ 英語が話せるようになるまでの勉強法と計画のすべて
コスパ最強のスタディサプリ勉強法
┣ コスパ最高のスタディサプリENGLISHをフル活用する
■短期集中で本気の英語環境を作る
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■記憶に残る英単語の覚え方
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