医療英語の学び方についてまとめていきます。
今回は知り合いのリアル医師の方にも相談しながら、現場で働く人がどうやって英語を学んだか?を詳しくまとめていきます。
この記事にご協力いただいた方
東京都内で開催されているVital Japanという英語コミュニティでdaiさんと仲良くなりました。
今回は医療系の英語について色々とお話を聞き、医療英語の勉強法についてまとめていきます。
*あくまでも1人の学習方法の例として読んでいただければ幸いです
医療英語のぶっちゃけ話
英語を積極的に学ぶdaiさんですが、英語について意外な意見がありました。
大学でも、周囲に助けてもらってたし、受験英語は無理やり頑張った感じ。海外の方の来院はどんどん増えてますね。
話せないのも迷惑をかけてしまうし、困るし、何とかせねば!と思ってるんですが、正直どこかに通って英語ができないのがバレるのって恥ずかしいんですよね。
僕の感覚だと医師の方って当然頭も良くて、英語もある程度話せると思っていたけど意外です。
このあたり医師だからこそのプライド問題もあるみたいですね…
医療英語を学ぶのに役立った教材
具体的に質問してみました。
daiさんはweb系に詳しく、オンライン学習を積極的に取り入れているそうです。
医師のリアルな意見
・なるべく自分が英語できないことを隠して学びたい
・英語論文の読み込みは情報収集のためにも必須
・簡単な受け答えをスムーズかつ無駄なく話したい
ここはなるべくオンライン学習を活用していました。ただ、論文の専門用語は紙の辞書をフル活用しました。
daiさんおすすめのUdemyコースがこの2つだそうです。
医学英語を基礎から学べるオンライン講義
医学英語の基礎を身につけよう!Medical Terminology Part 1
医学英語はパーツから成り立っているものが多く、このパーツを覚えてしまえば医学英単語力が格段に伸びます。講義スタイルで学ぶことによって、独学では難しく感じられる部分も取り組みやすくなっています。医学英語学習の手始めにこの講座を是非!
>>コースを見る
学習できる内容とメリット
- 医学・医療英語に関する単語
- 医療・医学系の記事・論文・問題集などの読解力向上
- 医療・医学英単語の発音や聞き取りを改善
- 医療現場などでの英会話力アップ
オーストラリアの病院で働くナースがMedical Terminologyというクラスについてまとめてくれている講義。
英語圏の看護師、理学・作業療法士、呼吸療法士、薬剤師、医師が必須として取得するクラスらしく、現場での医療英語が学べるコースになっています。
現場で使う医学英単語にものすごく詳しくなれるコース。医療現場で働いた経験がある点も安心材料。これがオンラインで学習できるのはかなり良いと思います。
患者に対応するときに使える現場英語が学べる
患者対応における対応方法や英語表現を効率よく学べる教材やサイトの情報収集にものすごく役立ったそうです。
詳しくはUdemyのコースを見ると分かるのですが、動画素材なんかもうまく活用されています。daiさんいわく、医療系に従事している人が作っているので噛み合わなさも少ないとのことでした。
特に、コース内でおすすめされているのがVirginia Allumさんの動画。こんな感じで医療に特化した内容が学べるそうです。
医療英語の専門的な単語や表現の学び方
専門的な用語だからこそ、歴史と実績のある南山堂出版の英和辞書が有能とのことでした。
1960年に初版が出て以来、改訂を重ねられていて2020年現在で12版まで刷新。信頼感も高く、収録語数は類書最大級の約25万語、daiさん曰く英和だからこそ使い勝手がものすごく良いそうです。
医療英語専門のオンラインスクールHLCA
医療英語に特化したスクールも増えています。
おすすめなのがHLCA。元々はフィリピンのセブ留学を行っていましたが、医療英語に特化。オンラインでフィリピンと繋ぎ、本場の英語を学べます。
医療英語コースとは、海外の医療現場で実際に使用する英語を最短で身につけるコース。
特にこんな方々に選ばれています。
看護師、医師、歯科医、薬剤師など、20もの医療職種に最適化されたカリキュラムが魅力。
サイトの見た目は女性の看護師さん向けの印象ですが、カリキュラムや英会話練習などは医師である僕にとっても非常に勉強になる内容ですね。
日本にいる外国人患者さんが安心できる声かけができるようになりたい、そんな気持ちがある方におすすめです。
まずは無料で資料請求ができるので、学ぼうと思っているならとりあえずチェックしておくと良いでしょう。
医療英会話のおすすめな学び方
医学系の専門用語など座学に加えて、大切になってくるのが「英会話」です。
この点は、ペラペラになるというよりも必要最低限の正確なコミュニケーションが大切とのことでした。
正直、一般の英会話に比べると診察では話す内容が決まっていると思っていて、ピンポイントで学べるコースだったのも選んだポイントですね。
テンナインコミュニケーションのOneMonthProgramの詳しい内容はこちらの記事にまとめているので、気になる人はぜひ参考にしてみてほしい。
テンナインOne Month Program|1ヶ月超短期英会話を取材【評判・口コミも】
テンナイン【One Month Program】超短期集中英会話を取材しましたプロの英語通訳人材派遣を行っているテンナイン・コミュニケーション。超短期集中の英会話プログラム【One Month Pro...
OneMonthProgramの一番の特徴は「話すための英語」にフォーカスできること。通訳が行う話すトレーニングを専門的に行えるので、現場を想定した練習ができたそうです。
患者への対応方法や伝わりやすい英語表現についてあれこれ教えてもらえたのがよかったですね。
患者への対応方法や伝わりやすい英語表現についてあれこれ教えてもらえたのがよかったですね。
シャドーイングの添削やディクテーションの添削もかなり丁寧なレポートにまとめてもらえます。過去に取材したときに頂いた資料はこんな感じです。
これはシャドーイングという専門的なトレーニングのフィードバックです。できていること、できていないこと、どこが改善ポイントか、などかなり詳しくまとめられています。
ネイティブとのレッスンは先生と直接やり取りして決められるんです。忙しい私にとっては、これ以上ないサポートでしたね。
都内なら指定した場所に出張してきてくれるので、そこの柔軟性も他の英会話教室と比べれば段違いとのことでした。
何より、日常英会話じゃなくて医療現場に特化して学べたのが一番だったそうです。
【まとめ】医療・医学に特化した英語の学び方
他にも色々聞きましたが、一番困ったのは英語すら通じない方が来た時だそうです。ここではGoogle翻訳をかなり使っているそうで、現場の医師の方でもGoogle翻訳に頼る方が多いそうです。
ただ、医学の専門性を持つ以上は、最先端の医療情報を常にキャッチしなければならないという意識はかなり強いそうです。
ただ、「周りの人に英語ができないと思われるのが恥ずかしい」という理由で英会話はなんとかごまかしつつ、翻訳と単語で何とかやり過ごしている方も多いということでした。ここは、かなりリアルな意見が聞けました。
オンライン学習も今後整ってくることから、医療に特化した英語学習教材はどんどん増えてくるはず。また気になる情報がアップデートされたら、随時更新していきます。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
これまでの英語学習をまとめた渾身のnote書きました。
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STAY MINIMAL英語ガイドマップ
戦略的ミニマル英語学習法
◆ブログ管理人の独学英語勉強法
┣ 留学で味わった英語が全く聴けない悔しさを克服したリスニング上達
◆英語の基礎基本レベルとしてのTOEIC800点
┗ 英語って何から始めたらいいか分からない人はまずこの記事から
*英語の基礎基本レベルとしてまずは800点を目指すことから
最短かつ具体的なTOEIC800英語学習戦略
■ミニマル英語学習の計画を立てよう
■英語の3つの勉強法
◆管理人の独学の勉強法(時間と根気ある人向け)
◆教材が全て揃ったスタディサプリ勉強法
◆英語学習に役立った参考書まとめ
┗ 英語の基礎基本を学べる「11冊」
話す力をつける学習方法
┣ たった2日で発話力を底上げする「英語ブートキャンプ」
┣ アウトプット力をつける「瞬間英作文」
┗ ビジネス英語に特化した「ビジネス瞬間英作文」
英語を聞く力をつける学習方法
◆具体的なリスニング力の上げ方
┣ 英語の音をモノにする「シャドーイング」
┣ 聴けない原因を探る「ディクテーション」
┗ 英語の音を聞き取れる「発音の上達」
◆聞く力にテコ入れする「音声変化」
┣ 音声変化を学べる「おすすめアプリ」
┗ アウトプットしながら学べる「おすすめ教材」
絶対的な語彙力を身につける覚え方まとめ
┗ 英単語の覚え方