前編の体験記の続きを書いていく。
男のアーユルヴェーダリゾート体験記inスリランカ12日間【前編】
今回が初めてのスリランカ&アーユルヴェーダ体験で12日間滞在している。後編では6日目〜最終日までで体験したことを書いていきます。
訪れている場所
アーユルヴェーダ6日目(7/5)
アイトリートメント中にヨガは出来るとのことだったので朝のヨガクラスに向かいました。
特に変わりなく2日目のアイトリートメントが始まります。洗髪ができないので気持ち悪いですね…
明日のデトックスまでお風呂も入れないのはちょっとツラい。
アイトリートメント中は食事制限があり、ビュッフェ料理の中でも△!マークがあるものは食べられなくなります。
野菜系の食事を好んで食べていたので特に食事制限に関しては問題なし。
また、この間は観光などのアクティビティに参加できないので、大人しく読書とブログ記事を書くことに。途中、ロビーでニューヨーク出身のおっちゃんと仲良くなりました。
なんでもバリ島でホテルを経営しているらしく、見た目は普通なんだけど多分相当なお金持ちなのかなとか思ったりしました。
あと日本人の女性二人も昨日から来ていて色々と話しました。母娘で訪れているらしく、日本のエステに行くよりも安くて効果絶大+海外旅行もできるから一緒に来ているとのこと。
娘さんはイスタンブールに数年住んでたらしく英語はほぼ問題なし。ただ、お母さんの方は英語が全く話せず苦戦中とのこと。やはりバーベリンビーチリゾートの方はある程度英語が出来る必要がありそうですね。
でも、わざわざ日本からスリランカまで来て体験する価値は確かにあるよなぁと妙に納得。
これ日本でやったら絶対に流行るのは間違いないと思います。
で、そのまま午後にアーユルヴェーダ体験談前編の記事を一気にまとめました。
写真の編集には時間がかかったけど、やっぱりSONYのa7は買って良かったなぁとしみじみ。写真を撮ること自体が楽しくなるし、これはこれでいい趣味だなぁって思います。値段は張りますがケチっちゃだめです。
そんな感じで、明日からはいよいよ胃のクリーニング(カルマ)が始まります。6:30に一度ヘルスセンターへ向かう予定です。
アーユルヴェーダ7日目(7/6)
午前5時に起床。だいぶ早起きが習慣化してきました。
そのまま6:30まで読書します。ヘルスセンターへ向かうと腹部に入念なオイルマッサージを受けました。
3分間ほどマッサージしながらサンスクリット語?の歌を歌うおばちゃんと過ごす密閉空間・・・
最後に下剤を渡されます。
土色の液体で、匂いであっこれダメなやつかもと思ったので(笑)鼻をつまんだまま胃の中に流し込みました。
あとで気持ち悪くなって吐かなきゃいいけど…
今後の流れについて、トイレに行った回数と大小の便について記録を取ること、基本はお湯しか飲めない、居眠り禁止、お昼にお粥が出されることなど説明を受けました。
その後は部屋の中でじっと過ごします。
7:30からとにかくお湯を飲みまくるという指示だったのでひたすら飲み続けました。
スタッフも気を使って2リットル分のペットボトルと2L分のお湯ポッドをあらかじめ準備してくれていました。
部屋の中はネット環境がかなり悪いので、部屋を出てすぐ目の前に椅子と小テーブルを持ってきました。ここなら全然繋がるので、スマホをテザリングしてネットに繋ぎます。
10:30ごろにDoctor一行が様子を見に部屋の前までやってきた。「何回トイレに行ったの?」と聞かれたのでまだ2回だよと答えると、置いてあったコップに大量の下剤を入れて混ぜ込まれた。「飲んで!!」と一言。
胃の中に流し込むと、そこから怒涛のトイレラッシュが始まりました。1時間で5回は行ったと思う。もう水しか出ない・・・
13時になって部屋におかゆが運ばれてきました。レストランでよく見かけていたレッドライスをお湯で溶かした感じです。
美味しくないんだけど、空きっ腹には染みます。
ヘルスケアセンターから部屋に電話があって「何回トイレ行きました??」とまた聞いてきたので、合計7回と答えると「OK」と一言。
こんだけ行けばさすがにOKやろ笑
15時になってハーブティーが部屋に運ばれてきた。これもまた美味しい。ディナーはレストランに来てくれとのことだったので向かうと、パン3枚とスープのみ。質素だけど、やっぱりお腹が空いてるから何でも美味しく感じる。
そのまま午後20時から専任Doctorの瞑想レクチャーに参加しました。
屋上階に広間があって風通しも良くてとても気持ちがいい場所。
近くには仏様が祀られていました。
瞑想を15分2セット行いました。
1セット目は自分から自分の周りの人たちに意識を向けていく瞑想。
2セット目は自分の邪念や恐怖を感じているものを受け流す瞑想。
かなり厳粛な雰囲気で瞑想にも集中できたけど、足めっちゃ痺れました笑
21時少し前に終わって戻ろうとすると満月に近い月の周りにぼんやりと光のサークルが出来ていました。
瞑想に参加していたみんなとしばらく月を眺めてました。
月から離れた部分に円ができている。写真だと伝わりにくいかもしれない
ちょっと不思議な感覚。
明後日は満月(フルムーン)らしく、スリランカ全土が休日になるらしいです。
当日はみんなお寺に行ってお参りするみたいで、ここからもお寺へのバスツアーが組まれています。せっかくなので参加してみようかな。
いつも通り、23時前に寝床につきました。
アーユルヴェーダ8日目(7/7)
胃のクリーニング中はヨガに参加出来ないので、朝のヨガには参加せず6:30にDoctorとの面談。
前日の状態、自分のドーシャの把握、今後の予定について話し合いました。
ドーシャとは人それぞれが持っているアーユルヴェーダ流3つエネルギー(ヴァータ・ピッタ・カファ)のバランスのことで、いわゆる体質診断のこと。
自分の体調が崩れたり風邪を引いたときはこの3つのバランスのいずれかが崩れている状態らしいです。
実は来る前に少しだけ勉強しようと思って以下のサイトで診断したことがありました。
アーユルヴェーダ体質診断(ドーシャ体質チェック・ヴァータ・ピッタ・カファ)|アーユルヴェーダ・インド伝統医学の情報サイト
個人的に自分のドーシャを把握するのが今回のアーユルヴァーダで一番やりたかったことでした。
自分のタイプを知ることで、それぞれのバランスを保つための食事・方法などが見えてくるからです。
自分の身体の状態を常に把握したいけど基準がないし、何をどうすれば良いのかってほとんど分からない。
やっぱり健康第一、自分の身体とバランスの保ち方が分かれば一生使える知識になります。これはトリートメント最終日である11日に説明書と一緒に渡されるとのこと。かなり楽しみです。
今後の予定にいよいよシロダーラが入りました。9、10日の2日間で行われるとのこと。
それから午前中は1日目から続けている通常トリートメントの流れでした。
昼食は特製野菜カレー。特に味がないご飯をずっと食べているので慣れっ子だけどそろそろ普通の食事が恋しくなってきます。
16時からヨガの初心者レッスン、17時からヨガ中級者レッスンがあったのでどちらにも参加。1日が本当に充実しっぱなし。
ディナーは通常に戻ってコース料理が振る舞われました。
野菜→スープ→メイン(魚ミンチのハンバーグ)→フルーツデザート
とこんな感じ。本当に美味しいものが食べられるって幸せなことだなぁ。ディナー後にちょっと屋上へ登って1枚撮影しておきました。
アーユルヴェーダ9日目(7/8)
今日はフルムーンDay(満月の日)ということでスリランカでは祝日らしい。
トリートメントの時間も9:00スタートが8:15スタートと少し早まりました。午後は完全にお休みでみんなお寺へ向かうのが慣習とのこと。
いつも通り朝のヨガクラスへ向かい、朝食を取ったあとにトリートメントへ向かいます。
いつも以上にスタッフのみんながソワソワしていて祝日のお休みムード一色。敷地外からは音楽や現地人たちの声が聞こえていつもより騒がしい。
それにしても少し天気が悪かったです。雷も聞こえてきますし、この時期はモンスーンなので一気にスコールが降ったりもしました。
午後からは完全に自由な時間で、17:00にお寺行きのバスが出るのでそれまでブログ更新や読書でいつも通り過ごします。
今回は午後のヨガのクラスやトリートメントも全て休みだったので参加者は多く20名以上でお寺に向かいました。
サンダルがなくなることがあるのでバスの中へ置いていくように指示がありました。素足で地面を歩くとか何十年ぶりやろか。
そのまま数分歩くとお寺に到着。お寺の周りは地元の人たちで賑わっていました。
ぐるりと全体を見て回ったあと、オイルランプに火をつけてお供えをしました。
スリランカではオイルランプにココナッツオイルを使っていました。全てブッダに感謝の意を込めて捧げるものらしいです。
18:00になると町内放送みたいなものが流れ、先ほどのモニュメントの周りにお供えをしていきます。
そこにいる全員が一列になって、バケツリレーのようにお花やろうそくの火を渡していきます。
それなりにお供えものの量も多くて30分くらいずっとバケツリレーやってました(笑)
そしてついに全てのお供え物がモニュメントの周りに行き渡ります。
仏教徒の人たちも取り囲んでこれから礼拝を2時間行うとのこと。さすがに2時間滞在は出来ないのでここで終了。バスに乗り込みます。
ホテルに戻ってからディナーへ。胃のクリーニング後の反動かいつも以上に食欲が旺盛。
胃を綺麗にしてからは一気にお腹の不調がなくなってスッキリ快調に。便秘もかなり改善してきました。
本当にデトックスで効果があったんだなって思います。 明日はいよいよシロダーラです。
アーユルヴェーダ10日目(7/9)
朝5時に起床。いつも通り、朝のヨガクラスを受けてから朝食へ向かいました。時間がそれほどなかったので少量を食べてから部屋に戻りトリートメントの準備。
針治療→シロダーラ、の流れ。
撮っていた写真から目を開けて行うものだと連想してたんだけど、目元と耳にカバーをされてしまったので感覚でしかわからずでした。
仰向けになってオイルがおでこのてっぺんにドロドロと流れ落ちていく。何度か鳥肌が立ったあとは徐々に慣れてきて眉毛の間に意識が自然と集中していきます。
少しずつオイルが頭皮に染み込んでいく感覚。気持ちいい、というよりもゆっくりと静かにリラックスしていく感じでした。 約30分くらいで終了。
その後、薬のような土色の飲み物を渡されて一気飲みしました。ちょっと苦い。
終わったあとは読書、インターネットなどノイズがあるものは基本的に禁止。おいおい、あと半日以上をどうやって過ごすんだよ笑
部屋に戻ってからは一気に爆睡。
そのあともほぼやることがない。 15:30に一度神を取り巻いている布を取り替えるのでヘルスセンターへ向かいます。
そのまま暇があったのでギフトショップを見て回ります。
安かったのでお土産や気になるものを色々と購入。
夕食後、部屋に戻ってゆっくりしていると20:30からドンドンドンと太鼓の音が聞こえてきました。
エントランスへ向かうと民族衣装を着た現地人たちがダンスやパフォーマンスを行なってました。現地の色というか民族的な一面が垣間見れた貴重な機会でした。
アーユルヴェーダ11日目(7/10)
引き続き、シロダーラ2日目。9:00にヘルスセンターへ向かいます。
前日と同様だったけど、今回はより頭の中がすっきりする感覚がありました。頭皮全体からオイルが染み渡っていくような感じ。
終わって午後からは文字通り通信機器や読書などインプットは完全排除した生活(デジタルデトックス)を送ってみた。
いや、実は前日この何もしない状態に耐えられなくて読書とか英語の勉強やってしまってたのは内緒です笑
そのまま何もなく日が落ち、瞑想を個人でやってみたり瞑想セッションに参加してみたりもしました。
マインド部分を落ち着かせる瞑想の方法を今回の旅で学べたのはかなり大きな収穫でした。帰国してからも生活の中に取り入れてみたいと思います。
ヨガ講師のYUKIさんと色々話していく中で、瞑想は睡眠に近い状態を意図的に作り出すことに似ていると聞きました。
人の身体を休める一番の方法は睡眠であって、アーユルヴェーダもより深い睡眠を促すような施術になっているんじゃないかと感じました。
自分の心身を使うのは自分であり、治すのもまた自分自身なんだなと気づけた時間でした。
アーユルヴェーダ12日目最終日(7/11)
朝起きると、とにかく全身にエネルギーが満ちている感覚がありました。頭もスッキリしている。
生まれ変わった!というよりも、自分の中に新しい活力みたいなものがドワァっと身体の内側から溢れ出てくるような感覚。これがシロダーラの効果か、すげーな。
8:00から最後のトリートメントを行い、11:00からDoctorとの最後の面談。帰国してからの薬と自分の身体のドーシャについて書かれたガイドをもらいました。今回の旅の目的であり一番欲しかったもの。
残りの時間もこの贅沢な環境を思いっきり楽しめるよう過ごしました。ここで体験記は終わりにしたいと思います。
アーユルヴェーダ体験12日間を終えて
休むことは日本にいても充分出来たと思うけど、わざわざスリランカに飛び込んでアーユルヴェーダを体験してみて本当に良かったです。
環境・食事・施術・ヨガ・瞑想と外側ではなく、心身の内側・根っこの部分から改善していくので、とにかく学びも多かったです。
病は気から、と言われる通り身体の不調は心の不調でもあると思います。
それぞれのバランスを取ることが大切だし、自分自身の心身バランスが理解出来たことも収穫でした。たまたま来ていた日本人のヨガ講師YUKIさんから心と身体の両方を鍛えるヨガの考えに触れられたのも素晴らしいご縁でした。
次は仕事を終えて、できれば老後の楽しみの一つにしておこうと思います。絶対にいつかまたいきます。
今回のバーベリンアーユルヴェーダリゾートの情報がまだまだ少なかったので自分なりに記事をまとめてみました。
これから注目されれば一気に日本からの旅行客は増えるはずなのできっと何かのお役に立てるのではと思っています。
今回訪れたバーベリン・ビーチ・アーユルヴェーダリゾートの予約から必要な持ち物をまとめたので、行くことを検討している方は参考にしてみてください。
バーベリンアーユルヴェーダリゾート予約準備から必要な持ち物まとめ