僕が2016年に読んで生き血になった面白いブログ・ネット記事13選

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2016年も終わりだし、せっかくなので今年に入って自分が読んだブログやネット記事、作品で面白かったものをざっくばらんにまとめておきたいと思う。

もちろん、2016年に書かれた記事じゃなくても今年になって読んでみて良かった記事も入れ込んである。2016年はどんな年だったのか、自分のブックマークとか見返してみると改めて色んな発見がある。それでは気軽に行ってみよう!

1. 考察の深さから文化の違いを再認識させられる記事

日本と米国で異なる「想定する物量」がソフトウェア開発の生産性の違いを生む – メソッド屋のブログ

はてなブログの中でもかなり好きな部類に入るメソッド屋さん。この記事を読んで以来、この人の記事を本当に楽しみに待っている。米マイクロソフトのインターナショナルチームから現場で起こった生の情報をそのまま伝えてくれる、自分じゃ絶対に経験できないその世界を少しだけ垣間見ている気がする。実は、仕事への視点や考え方を変えるだけでどこまでも可能性を広げることができるんじゃないか。日本のシステムの中にどれだけ自分が浸かっているかを再確認させられた。

2. この世の見えないものが数値化される未来を感じさせる記事

競馬の予測をガチでやってみた – stockedge.jpの技術メモ

この記事を単なる儲けるための競馬の解析記事として読むには非常にもったいない。本当に注目すべき点は、あらゆる分析の要素が一つ一つ数値化され計算できていることだと思っている。競馬をやったことがある人なら知っていると思うけど、競馬に絶対はないし当日のレースが始まって終わるその瞬間まで何が起こるか予想は不可能。分からない、だから面白い。

でも、その日の気温と風向きは?馬のコンディションや状態は?観客動員数とヤジの大きさは何デシベル?騎手の緊張や高ぶりの値は?などなど、未知の現象をもし数値化できて競馬予想の計算式に当てはめることができたとしたらどうなるだろう?

この記事は僕らの身の回りのあらゆる現象が数値化され、説明される日がくるかもしれないってことを考えさせられた。

3. 仕事はチームワークと意識の向ける方向性だと気付いた記事

「自分は特に優秀ではない」と悟ってから、一気に仕事ができるようになった人の話。 | Books&Apps

仕事ができる・できないの議論は毎年のように行われている。特に、日本では何でもできる人=優秀な人、という認識が強いと思う。いわゆる、文武両道であり、頭がいい(試験の点数が良い)とスポーツ万能というなんでも基準以上を英雄にする文化がある。

でも、仕事において優秀ってなんだろう?って考えた時、単純に目的や目線、意識がどこに向いているのか、なんじゃないかって思わせてくれた記事。

4. ブログ用の写真に困らなくなった一つのブレイクスルー

世界中の無料素材サイトをまとめて画像検索できるサービス厳選6つ【ブロガー&Webデザイナー保存版】 – Life is colourful.

今年、ブロガーとしてお世話になったLIfe is colourful.さん。画像検索サービスを知って一気に自分のブログ表現力が増した気がしている。はてなブログってこうやってブロガー同士助け合ったり、刺激しあえたりできる環境があることが良いところだと思っている。

自分は何をつたえることができるのか?誰かの役に立つって聞こえは良いけど、なかなかすんなりと出来るものじゃない。本当に色んな人に支えられてブログが書けているなぁ・・・と思う。ありがとうございます。

5. HUNTERxHUNTERの伏線を考えるワクワク感はもはや生き血並み

残念ながら記事がなくなってしまったようです…

なぜだろう。HUNTERxHUNTERの連載が始まるたびに子供のようにはしゃぎ、ジャンプを食い入るように読み込んでしまう。この魅力は一体どこから来るのか。こうやって多くの人を惹きつける内容の裏側を予測し、想像力を掻き立てられる漫画がいくつあるんだろうって思う。伏線考察という名の最高の暇つぶしはHUNTERxHUNTER以外、ありえない。

6. サービスとコスト、パフォーマンスの観点から見る「葬式」という慣習

お坊さんをお呼びした家族葬(D.I.Y.葬)が総額42,360円で完璧に出来たお話

普段、意識したくはない葬儀というワード。スマホなど情報端末が国民全員に普及した世の中では葬式という儀式さえも一つのコストパフォーマンスという視点から論じらていると感じた記事。

コストやサービス内容について吟味するけど、結局は家族の「納得感」をどこに持って来るかが重要な気がする。たとえ5万円だろうと100万円だろうと、金額とコストパフォーマンスで慣習を語るようになったことが興味深かった記事。

7. アメリカとの文化の違いを文章化、2020年に日本人が感じるかもしれない感覚

アメリカ生活して驚いたことで打線組んだ – 最終防衛ライン3

個人的には留学したので、ここに書かれている色んなことに共感できる。そして、2020年に外国人で溢れかえった東京でふと感じる時がくるのかもしれないと予想している。アメフトの異常な視聴率と熱狂、ダンキンドーナツの甘ったるさ、砂糖の解けないカフェオレ、クレカ社会、ウォルマートとかいう巨大何でも屋、ステーキの本当の肉肉しさ、などなど。知らないアメリカの文化をリアルに知れる記事。

8. インターネットに親しんだ世代から見たGoogle検索という光と闇

Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」 | TechCrunch Japan

検索エンジンとしてのGoogleの限界とネットの中にリアルさを求める方向性が見えてくる記事。日常の切り貼りとフィルター、画像という分かりやすい表現をinstagramが可能にしている。

でも、便利なものには必ず収益化させる必要がある。存続させるためには運営資金が必要。でも広告に満たされた情報って誰もが違和感を感じるようになると思うし、いかにバランスをとるかが必要。でも、あらゆるメディアにとって「注目を集める」という点は変わらないと思ってる。なに真面目に語ってるんだって話だけどw

9. 自分の中の「家」という価値観をブチ壊した小さい究極の家のカタチ

INSPIRATION by YADOKARI(インスピレーション バイ ヤドカリ)|日本の新たな住まい方をつくるYADOKARIスモールハウス。

住む場所についてずっと考えていたけど、家の概念って変わってない。家族団欒、広くて大きな家、何十年も僕らを守ってくれる家。でも、その感覚を良い意味でぶち壊してくれたのがスモールハウス。生き方に合わせて、自分の家をダウンサイジングする考え方ってなかった。嫌な人にとってはトコトンありえない家のカタチかもしれないけど、家というものに一つの可能性を考えさせてくれた。

10. 人間らしさと心の声が聞こえる記事もブログの一つのあり方

残念ながら記事がなくなってしまったようです…

ふらふらとネットサーフィンをしていた時に見つけた記事。こういう人の悩みをぶつけた文章って、一つ一つの言葉に感情とか気持ちが滲み出ていると思う。引用している水原希子さんの文章も素敵。

その時、その人が持っている悩みや感情じゃないと書けない文章ってあると思う。同じ人でもその時しか書けない文章がある。文章もまた生きてるんだなぁって感じる。

11. ふと、遊戯王の聖なるバリアミラーフォースに憧れた頃を思い出す

【工作】子供の頃から憧れていた『バリア』を作ってみた – ARuFaの日記

子供の頃にちょっと憧れていたゲームの世界の中のバリア。あらゆる攻撃をはじき返す無敵のバリア。現実世界でまさか本当に作ろうと思った人がいるなんて思わなかった。もうね、面白すぎて何も言えません。2016年が終わる前に爆笑しておきましょう。

12. 写真が持つ空気、色、時間、匂い、日の光を切り取るということ

RAW現像は、旅の思い出が宿る – Sakak’s Gadget Blog

スマホでの撮影に慣れた僕はカメラという存在自体を少し見くびっていた、というのが正直な本音だった。別にわざわざカメラなんて買わなくてもスマホがあればそれなりに綺麗な写真撮れるやろ?と高をくくっていた。そんな時、ふとはてなブログで見つけたこの記事に衝撃を受けた。

記事の中の写真を見てもらうと分かると思うけど、写真が息をしているような感覚すらある。空気、流れる時間、匂いまで伝わってきそうな鮮明さがRAW現像の全てだった。そして僕はカメラを買ってしまうのでした。

13. 日本にいる天才の頭の中と思考回路の鋭利さ

道脇裕が緩まないネジでプロフェッショナルに!経歴や発想方法は?

緩まないネジを発明した道脇さんについてまとめられた記事。本当の天才ってこういう人のことを言うんだと思う。考え方からモノの見方、生き方まで何もかも視点が違いすぎる。到底追いつけない領域の人の考えに触れることができるのもブログやネット記事の魅力なんだと思う。その人の中から出てくる言葉に魅せられる記事。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。