ボーダレスハウス荻窪に住む人たちへインタビュー
前回、ボーダレスジャパン様からボーダレスハウス紹介記事の依頼を頂いて日本で暮らしながら国際交流できるボーダレスハウスという選択 という記事を書きました。
今回はその第2弾として、実際にボーダレスハウス荻窪に訪問してインタビューをしてきました。
シェアハウスというとイケイケな人たち、オープンな雰囲気の人たちが同じ屋根の下で暮らしている勝手なイメージがあるけど実際どんな感じなのか?
いったいどんな人たちが住んでいるのか、ちょっと緊張しつつもワクワクしながら向かいました。
まずは荻窪駅に到着。
そこから歩いてすぐ、5分もかからない程度の好立地にハウスはありました。まだ期待50、不安50という感じです。
「着きましたよー」と案内してくれた担当者が止まった先に一軒の家を発見。
思った以上に周囲の住宅街に溶け込んでました。正直、これがシェアハウスですよと言われないと全く分からないくらい。
大きい扉の前にはシンプルに「ボーダレスハウス荻窪」の文字。ということで早速お邪魔しました。
今回ご協力頂いた方々
取材当時のボーダレスハウス荻窪の入居者は全部で8名。今回はそのうち男性陣3名、女性陣3名の計6名の方々に集まって頂きました。
男性陣3名
今はアジア系の人が多いとのこと。パトリックはドイツからのインターン生らしい。他の二人はもう何年もここに住んでいる。
女性陣3名
女性陣は全員日本人。Shokoさんはオーストラリアにワーホリ経験があり、帰国後もシェアハウスで生活している。Yukoさんは普段はOL、Meiさんは看護師として働いている。
今回は突然のご訪問だったし、しかもブログ書いてる人?誰だよ?って住んでいる方々は思ったはず(笑)それでも暖かく迎えて下さり、とにかく居心地が良かったです。正直、かなり緊張してたけど、すんなりとみなさん受け入れて下さいました。(みなさん、ありがとうございました。)
本当にいろんな話が聞けて、本音だったり笑い話とかたくさんありました。そのなかでも厳選して以下の質問にまとめて書いていきます。
- Q1.なぜボーダレスハウスに住むことにしたの?
- Q2.実際にボーダレスハウスで日本語、英語は学べてる?
- Q3.ボーダレスハウスでのギャップ、驚いたこと
- Q4.住んでみて良かったこと
- Q5.これから住もうとしている人たちに一言
ということで、5つの質問から雑談まで含めシェアハウスって実際どんな感じよ?というリアルな体験話をまとめてみます。
Q1.なぜボーダレスハウスに住むことにしたの?
海外勢は生活面での理由がほとんどでした。そもそも日本に来る時点で日本へ興味があることは前提であって、あとは住む場所を探そうと思った時に、設備が揃っているシェアハウスが選ばれているみたいです。
日本人の女性から多かった意見が一人暮らしが嫌いだから。東京にまで来て一人で住むような寂しい思いはしたくない、という話で盛り上がりました。
もちろん、国際交流が目的で住みながら英語を学べる環境を作りたい、そういった場所に身を置きたいのは全員一致していました。
Q2. 実際にボーダレスハウスで英語、日本語は学べてる?
シェアハウス入って英語で国際交流イェーイみたいなことはよく言われるけど、じゃあ実際のところどうよ!?という質問に対しては…
荻窪では今は日本語がメインになりつつあるとのこと。ちなみに、Shokoさんが新大久保のシェアハウスに住んでいた頃は、インターン生などで短期で日本にやってくる外国人が多かったので英語を使って説明する機会が多かったらしいです。
住んでいる外国人の日本語レベルによって英語を使う環境かどうかは決まってきそう。
ただ、管理人の方に質問すると、ボーダレスハウスに住んでいる外国籍の方の約6〜7割は欧米圏出身とのこと。
あとは、実際に住んでいる地域柄やその時住んでいる人たちの雰囲気によって変わってくるみたいです。このあたりは個人ではコントロールが難しいだろうし、その時々で言語環境が変化していくと思った方が良さそうですね。
ある程度の期間住んで長くなってくると、外国人グループの日本語が上達するので英語を使う機会は減ることが多いみたいです。
ここまで話を聞いて感じたのはシェアハウスはあくまでも国際交流のための環境作りであって、住めば英語を使えるようになるわけじゃないということ。
実際にハウスに住むことで英語を身近に使える環境は整うけど、意識して学ぼうとする環境を自分で作っていく必要がありそうですね。
教科書を見て覚えるより、誰かが言っていたこ英単語とか表現ってなかなか忘れなかったりする。
Q3. ボーダレスハウスの本音
シェアハウスと言えば有名な「テラスハウス」のような展開を期待してしまうんですが…実際はどうなのか?も聞いてみました。
ーここで全員爆笑ー
イメージからテラスハウスをよく引き合いに出されるけど、いつもの穏やかな日常だし毎回あんなドラマのような展開も期待できない。非常に現実的な意見を頂きました…
【ちょっと脱線】ちなみに恋愛ってある?
ちなみに全員いるみたいでした。
シェアハウスで同じ空間で長く住んでいればお互いに家族のような感情になってくるそうです。
事実、いろんな場所に一緒に遊びに行くしボーダレスハウス荻窪では居心地が良いこともあって昔住んでいた人が遊びに戻って来ることも多いみたいです。
ただ、人それぞれに感情を持っているし入居後の恋愛は禁止ではないとのこと。
シェアハウスに住んでいる以上、お互いに惹かれ合う可能性は無くはないだろうし、人によって捉え方は違ってくるもの。
ただ、恋愛目的で入居するのは本来のボーダレスハウスの趣旨ではないみたいですね。
ボーダレスハウスに住んでて驚いたことは?
とにかく色々とありすぎるとのことだったけど、面白かったエピソードの一つとしてMeiさんの話が印象に残りました。
急いでドアを開けてみると…
ギリシャ人が必死に「けんすい」をしてたらしい笑
(↑あくまでイメージ図です。)
他にもたくさんのエピソードがあるらしいが、とにかく色んなことが起こりすぎて話しても話しきれないとのこと。
一人暮らしではまず経験できないことだし、国際交流をしていく中で文化の違いや生活の仕方など全く違います。
そんな出来事をみんなで共有して楽しめる仲間たちがいること。これこそまさにシェアハウスの醍醐味だなと思った。聞いてる僕も本当に楽しかったです。
国籍が違うからこその予期せぬ出来事も含めて、共同生活を共にできるのがボーダレスハウスならではの魅力だと感じました。
ボーダレスハウスに住んで良かったことは?
今回インタビューさせてもらった全員から出た意見の中で、共通していた3つのGoodポイントを紹介しておきます。
いいね1. 人脈が広がる
家族のような繋がりを持てるのはもちろん、世界中に友達ができるし、別のボーダレスハウスに住んでいる人たちとの交流も盛んに行われているそうです。
もちろん同じボーダレスハウスに住む友達を訪ねて海外旅行をするという選択肢もアリ。いずれにしても国境を越えてたくさんの仲間と繋がれるのはかなり魅力的です。
住むだけで一気に世界中の仲間と交流できるのも、日本各地に拠点を持つボーダレスハウスだからこそできること。日本人と海外の人たち両方と自由でオープンな関係を築けるそうです。
ここ数年で一気にシェアハウスの数が増えてきて、今後ますます繋がりの輪は大きくなっていきそうです。
いいね2. 刺激がもらえる
全く別の業種の人や学生で未知の領域を勉強している人たちと一緒に過ごすことで、自分じゃ絶対に気づかなかったこと、自分に足りないことも見えてくるみたいです。
まじめな話、自分を改めて見つめ直す本当に良い機会になるという意見が多かったです。
それが「頑張ってみよう」という刺激につながっていくとのこと。
いいね3. 一緒に空間を作り上げていく感覚
生活面でも協力していく必要があるし、逆に言えばハウスをどうやって運営していくか?面白くしていくかは住んでいる人みんなで考えていけます。これこそシェアハウスでしか味わえない感覚ですね。
イベントや場づくりがホントに楽しい。企画して、他のハウスの人も呼んで、ワイワイすると仕事の疲れなんて一気に吹き飛んじゃいますね。
特にボーダレスハウス荻窪では、たくさんのイベントを楽しんでいるとのことでした。僕もいくつか参加してみたい…
↑シェアハウスをカジノ風にしようと提案。ドレスコードまで設けてみんなでUNOを楽しむ。
こういう感じでボーダレスハウス全体を自分たちで作り上げ、一緒になって盛り上げていく楽しさがあります。
これから住もうと思っている人たちに一言
そのとき、住んでいる人たちの雰囲気でシェアハウス全体の環境が変わります。
そのとき、その場所での巡り合わせで形になっていくんだなぁって話を聞いて思いました。まさにご縁ですね。
ボーダレスハウス荻窪に住んでいる人たちはその変化さえもトコトン楽しんでいました。
最後に、僕が今回訪問してみて改めて感じたボーダレスハウスの良さをまとめておきます。
- 相手の文化や慣習の違いを生活の中で学べる
- ハウス内の住人は必ず日本籍5:外国籍5になるよう配慮されている
- 別のハウスとの交流が盛んでたくさんの人と繋がれる
- 自分から語学や相手の文化を学べる環境がある
受け身のままだと何も変わらないし、自分から環境に飛び込んで行くチャンスがあればボーダレスハウスの人たちはきっと暖かく迎え入れてくれるはず。今回の取材で、それが確信に変わりました。
それから、シェアハウスと言えば言語(特に英語)を学ぶことばかりに目が行きがちだけど、外国人と一緒に住むことで様々な文化や慣習の違いを知れることは何より貴重な体験になります。これこそがボーダレスハウスに住む一番のメリットだと思います。
生まれ育った環境も違えば、考え方も、生き方も全く違う。そんな仲間のことを受け入れていくと同時に、逆に日本人である自分自身が相手に何ができるかも考える機会になるはず。
日本人ってどんな文化や慣習を持ってるんだろう?日本の文化や歴史、慣習などについて必死で向き合うことは、英語を学ぶこと以上に大事なことだと思います。
あらゆる違い、変化、出来事を丸ごと引っくるめて楽しんでいく。それこそがボーダレスハウスに住む一番の醍醐味だと感じました。
国際交流に興味のある人、ひとり暮らしは嫌、シェアハウスに住んでみたいという人は是非検討してみることをおすすめします。ボーダレスハウスのみんなが新しい仲間を待ち望んでいます。
ボーダレスハウスについて
▶公式サイト:東京の国際交流シェアハウス【ボーダレスハウス】
BORDERLESS HOUSEは「ソーシャルビジネスで世界を変える」という強い信念を持つ株式会社ボーダレスジャパンが運営する多国籍コミュニティシェアハウス。
国籍を超えたハウスメイトとの最高の出会いと、たくさんの新しい価値観に触れる充実した異文化シェアハウスライフを提供している。
2016年現在、日本・韓国・台湾を中心に計125棟1194部屋を提供。国内には東京・京都・大阪に計80棟を展開している。(2017年4月現在)
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
これまでの英語学習をまとめた渾身のnote書きました。
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