福岡市内を歩くと福岡限定ここだけしか買えない地元民御用達の明太子屋が数多く点在しています。
博多駅・福岡空港は誰もが集まるお土産の聖地ですが、直営店や地元店にしかない魅力もたくさんあります。この記事では、そんな地元の明太子屋を紹介していきます。
福さ屋 本社売店
博多駅から徒歩3分のところにある福さ屋の直売店。
博多駅マイング店に行く人がほとんどで、こちらは人は少なめ。常連さんや海外観光客が来る場所とのことです。
品揃えも福さ屋の中でも売れ筋の商品ばかり。ここ本社売店を利用するメリットは以下の通り。
- ゆっくり話しながら選べる
- 遠方への郵送手続きが楽
特に遠方への送り状を書くためのスペースがあるので、手続きをゆっくりやりたい人にはかなりおすすめです。(売り子さんとおしゃべりもできますよ)
マイング博多に取り扱いがあるので、普段はそこから選べばOK。ただ、休暇シーズンや年末年始は混雑し過ぎる傾向にあるので、そこに突っ込んでいくのがイヤなときに穴場的に使おう。
公式サイトもあるので事前にめぼしい商品もチェックしておこう。
「島本」博多駅前店
祇園駅からほど近く、博多駅からはちょっと歩く距離にある島本祇園店。このブログでも何度も紹介しているおすすめの名店です。
ちょうど僕がお店を訪れると若い人たちがたくさんいました。
どうやら博多辛子明太子の名店ランキングTOP10を地元民がガチまとめ【保存版】を検索して来てくれているようで、ちょっと嬉しい。
あえて博多駅から離れた実店舗に来るメリットは品揃えの豊富さ、贈り状の手続きのしやすさにあります。店内奥には座れるスペースもあり、年末年始やイベント時には遠方に明太子を贈る人がゆっくりと対応できるように配慮されていました。
店員さんにおすすめを聞いたところ「オリジナル明太300g」が一番人気。そして二番人気はこの明太マヨネーズです。
そして店内の商品はほぼ全て自由に味見できる太っ腹ぶり。「心ゆくまで味見して選んでください」という心意気あふれる雰囲気で溢れてます。
公式サイトでの購入もかなりおすすめなのですが、あえて実店舗で購入するメリットは島本ポイントが貯まることです。
年会費不要、ポイント還元率は2.5%、有効期限なし。
ついでに無料で保冷袋がもらえ、最大で10時間持ち歩きが可能。そのまま持ち帰って家族や友人と美味しい明太子が味わえます。
毎度のことながら、一番応援している明太子屋の一つとしておすすめします。
「ふくや」中洲川端本店
大人気のふくや、実は本店は大人の繁華街である中洲にあります。
なんとこのお店は深夜0時までやっているという珍しいお店。時間がなくて明太子を書い忘れたという日でも安心(?)して買いに行ける老舗です。
店内には福岡博多の恒例行事である山笠の歴史ある写真があります。知人に福岡を紹介するためだけに来るのもおすすめです。
わざわざ中洲川端の本店まで来る理由の一つは、この本店限定の辛子明太子が買えること。
その名も、ふくや中洲本店限定明太子。素材は北海道で採れた国産スケトウダラの魚卵、唐辛子は長崎産で九州の味覚を詰め込まれてます。
中洲繁華街のど真ん中過ぎて来にくいからこそ存在を知らない方も多くいます。
この明太子はネット通販もしておらず特別感抜群の明太子なので、わざわざこのために来る価値のある本店。
さらに!このお店の隣に魅力的な「中洲市場」という明太子市場があります。
この日は年末だったのでさすがにシャッターが閉まってましたが、福岡でしか買えない美味しい明太子は全てここで手に入るくらい有名です。
時間がある人はぜひ明太子の穴場として訪れてみることをおすすめします。
ふくや中洲川端本店について
公式サイト:本場博多の創業メーカー【味の明太子ふくや】
住所:福岡県福岡市博多区中洲2丁目6−10(ふくや中洲川端店Googleマップ)
営業時間:(月火水)8:30-0:00(木金)定休日(土日)9:00-19:00
稚加榮
福岡で有名な料亭と言えば稚加榮。
料亭の横に明太子屋があります。中に入ればまさに高級料亭の雰囲気。店内も無駄がなく、美味いモノを買うことだけに集中できます。
稚加榮の特徴は何と言っても見た目重視なこと。キレイな形、キレイな器、盛り方一つ一つにもこだわったまさに料亭の明太子です。
中も静かで贈り物としてゆったり選べるスペースになっています。(ちょっと緊張…)
冬の寒い時期になると食べたくなる鍋セットもあります。このあたりはさすが料亭。
料亭だからこそ美味しいもつ鍋を食べてほしい、そんな想いを形にするために夜ご飯当日に合わせて郵送してくれます。年末年始は人気すぎてすぐに予約が埋まるそうです。
水炊き鍋の他にも11月〜3月にかけてフグ料理もそのままお取り寄せが可能。これもかなり人気だそうで、事前に予約しておくことをおすすめします。
高級な福岡限定の明太子をお探しならおすすめです!
いさ屋
個人的に紹介したい福岡限定の老舗明太子屋の一つがいさ屋。
福岡でもここだけにしか店舗がなく、博多駅にも福岡空港にも一切置いていない地元民のみが知る明太子屋です。
少数精鋭で明太子を作っているのはたったの2人だけだそうです。明太子に漬け込む出汁も1からバランスを整え、味のバラ付きが出ないよう昆布と唐辛子を絶妙なバランスで組み合わせます。
こういう手作りの明太子屋って福岡に100店以上あると言われており、その地域独自の味を守りつづけている人たちがいます。
正直、明太子って塩辛いんです。
初めの一口はものすごく美味しく感じるけど、塩味を利かせすぎていると3口目には飽きてしまう。いさ屋の明太子にはそれがないんです。
実家の母に食べさせたところ「辛くなくて食べやすい」と好評。この旨味が染み込むのが昆布漬け明太子の魅力です。
大手にはない手作り感がまた味が出ており、パッケージも可愛い。「いさ屋」は県外の人が誰も知らない福岡限定明太子としてイチオシします。
幸村英商店
福岡県民の台所「柳橋連合市場」
新鮮な海鮮が並ぶ福岡の食の繁華街です。ここで長年からしめんたいこを売り続けているのが幸村英商店です。
訪れたのは年末の暮れでしたがこの賑わいです。この中にあるのが噂の明太子屋「幸村英商店」です。
ここの辛子明太子は他の同じ明太子屋の店員が「幸村さんのところは美味しい」とおすすめするくらい美味しい。
新鮮さそのままで食べてほしいのでパック詰のものが人気。韓国人や中国人の観光客が訪れて、そのままホテルで食べるほどの人気ぶりだそう。
幸村の明太子の特徴は、この形。
縦に細長く整列しており、皮が破れないほど分厚い。これが中に魚卵がたくさん詰まっている証でもあります。
箸で中を切り開いてみると…
こんな感じでつぶつぶが凝縮されていました。
明太子に見た目は関係なし、いかに新鮮さを維持して素材のまま漬け込むかが大切。魚介を扱う市場だからこそ、その扱いにもかなり慣れています。
贈答用として木箱入りもあるけど、ちょっとお値段高め。クジラ刺身も有名なので、パッケージにはクジラが載ってますね。
正直、ここまで地元に根付く明太子に行き着く人は地元民かマニアしかいません。
他の明太子屋も認める老舗の味。地元福岡のコアな明太子を楽しみたいならおすすめです。
幸村英商店について
公式サイト:幸村英商店 – 福岡・博多の「樽出し辛子明太子」
住所:福岡県福岡市中央区春吉1丁目6−1(幸村英商店Googleマップ)
営業時間:(月〜土)8:00-17:00(日)定休日
まだまだ魅力的な地元の明太子屋はたくさんある
今回は有名どころも有名じゃないところも回ったけど、改めてまだまだ探し出せてない明太子屋ってたくさんあると感じました。
明太子は適正価格が決まっており、値段での勝負ができないので味付けやこだわりでの勝負になります。全然知られていないのにお店が続く理由は間違いなく「味」にあります。
有名でなくても、本当に美味しい明太子を作り続けているお店がたくさんある。
このブログで少しでも多くの明太子を紹介していきたいと考えています。
お店に立ち寄ったらぜひ100gでも良いので購入してみることをおすすめします。
博多の美味しい明太子で、いつものご飯がちょっぴり辛く幸せになる。そんな明太子をぜひ楽しんでみてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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◆美味しい明太子を食べてみた
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