留学時代のルームメイトと京都旅行に行ってきた
アメリカ留学時代のルームメイトだったアメリカ人が6/17から27まで日本にやってくると聞いたので、予定を合わせ6/24に京都に向かった。1泊2日の弾丸ツアーだったけど、去年2015年の秋にぐるぐると一人旅やってたので有名どころはなんとかスムーズに紹介できたかなと思う。
というか、外国人(今回は日本好きなアメリカ人)ってどんな場所に行くと喜ぶのか正直あんまり分からなかった。
とりあえず、有名どころのお寺とか日本でしか体験できない銭湯とかお土産市場とかを回って反応の観察も含めて旅をした。実際に回ってみて僕のルームメイトからの感想で評判の良かった場所、逆に期待していた割にあまり良くはなかった場所を紹介していく。
旅行日記のような形で気楽に紹介していこうと思うので気楽な感じで見て欲しい。
京都までのアクセス
今回は福岡→京都で行きは夜行バス4900円で行ってきた。行きは高速バス、帰りは新幹線で交通費をちょっとでも抑えるのが僕の節約旅行のモットー。最近は、めちゃくちゃ身体とか痛くなるので厳しくなってきたけども…若いって多少の無理がきいていいよね笑
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高速バスならWILLER BUSを一応おすすめしておく。移動にはあまりお金をかけたくない派なので高速バスは常に選択肢としてある。
到着したのが6/24(金)当日の朝8時ごろ。まだ待ち合わせまでは時間があるので、ここから京都駅近くから見える京都タワーにある大浴場へ向かう。
大浴場のご案内|Kyoto Tower 公式サイト
出典:https://www.kyoto-tower.co.jp/floorguide/spa.html
このへんは以前、一人旅したこともあったので慣れたものです。高速バス乗車後の儀式のようなものなのでチャチャっとひとッ風呂済ませます。ここの大浴場は7:00amからやってるのでめちゃくちゃ助かります。(夜は21:30pm最終)
あ、ちなみに公式ホームページを事前に見ておけばクーポン手に入るので節約したい方は迷わず印刷→【公式HP限定】京都タワー大浴場~YUU~割引クーポン|京都タワー Kyoto Tower 公式サイト
これで準備完了!早速、待ち合わせ場所の京都駅に向かう。
京都駅でバス乗車券を手に入れておく
まず待ち合わせ場所をJR中央口にしていたけど全く会えず…どうやら新幹線中央口と間違っていたみたい。これだけでかなりの時間ロスしてしまった。JRの改札口とかで待ち合わせるのであれば、新幹線口かどうかは確実に確認しあっておいた方が良さそう。
とりあえず合流できたので京都観光の強い味方、市バス・京都バス1日乗車券カードを手に入れる。これは500円で指定区間内なら1日何回でも市バスが乗り放題というかなりの優れもの。
これさえあればとりあえず京都観光中の移動はまず問題なし。バス窓口、販売機とか京都のバスロータリー付近なら結構どこでも手に入る。分からなければ迷わずバス窓口で手に入れよう。
京都旅行で行った観光場所・スケジュール
僕個人で行ったことのある場所から、特に有名な観光名所で周りやすく外国人にウケるかな?と思って候補地をいくつか選んだ。1泊2日の弾丸ツアーだったけど、それなりに周ることができたと思う。スケジュールはこんな感じ。(ウケが良かった場所を★の数で表してる。)
もちろん、普通の京都観光でも行ける場所なのでもし参考になる場所があれば参考にしてもらえると嬉しい。
1日目
・三十三間堂 ★★
・清水寺 ★
・銀閣寺 ★★
・妙心寺 ★★★
・船岡温泉 ★★★★
2日目
・金閣寺 ★★★★
・錦市場 ★★★
2日目は夕方には出発しなければならなかったのであまり時間がなかった。(そもそも起きたのも遅かった)
それでは、早速行った場所を一つずつ紹介していくことにする。
三十三間堂 ★★
清水寺行きのバスの途中下車で行くことができ、駅からも非常に近いためまずここを選んだ。館内は撮影禁止のためそこだけが非常に残念だけど、1000体の観音立像の見た目のインパクトと日本古来の風神雷神様が祀られているので、絵とかお酒のデザインとかで風神・雷神を見かけた時にここに飾ってあった神様だよ、と説明もしやすくなる。
中央には3メートルにもおよぶ国宝の千手観音坐像がいてこれだけでも日本に来たと思わせてくれる。
写真はすべて公式ホームページ蓮華王院 三十三間堂から引用させて頂いた。ここはインパクトあるでしょう、と思って最初に来てみたもののルームメイトの反応は実はイマイチな感じ。ただ、面白い神様が沢山いるんだねと言っていたので楽しんではくれていた。以下、率直な感想。
清水寺 ★
写真は去年行った時のもの。今回は実は大雨であんまりいい写真が撮れなかった…清水寺は非常に有名でどんなガイドブックにも載っている観光名所。お店も多いし、展望台からは京都の町並みと清水寺を望むことができる。
ここなら間違いないと思って来ては見たものの、思ったよりも反応は薄め。大雨で視界が悪かったというのもあるけど、そこまで特別にここにこだわる必要もないかなと言った感じ。すんなりと歩いて、写真パシャパシャと数枚撮って終了な感じでした。
ということでお腹が空いたので天丼を食べることに。
飯の写真はめっちゃ美味しそうに撮れてる笑 お昼どきだったしどこにいっても並んでた。わざわざこのエリアで食べなくてもいいのかもね。ただ、美味しいお蕎麦屋さんのよしむらとか探せばお店は沢山あるのでちょっとお高くてもこのあたりでランチを食べるのは無難なのかもしれない。
銀閣寺 ★★
写真はまたまた秋に一人旅で撮影したもの。この時はちょうど土砂降りでもうカメラなんて悠長に撮ってる感じじゃなかった笑
この銀閣寺(慈照寺)ですが日本庭園として整備されているし、実は日本っぽい雰囲気でここは意外と好評でした。歴史についての知識がもっとあったらいい説明ができたんですが、銀閣寺は未完でお金がなくて銀色にできなかったくらいしか説明できず…でも本人はそれなりに楽しんでいた様子。
こちらは自然豊かで秋なら紅葉もかなり綺麗なので季節を上手く待てば見どころの沢山ある場所だよと言っておきました。金閣寺と比べるとまた面白いので、両方行っておくのは良かったかなと改めて思います。
ちなみに、帰りがけの露店で何やらTシャツに目をつけたルームメイト。
まずお気に入りだったのがBOZUのTシャツ。これはLサイズしかないとのことだったのですがアメリカンサイズだったらしく実際はLLサイズ。自動販売機でコーヒーを迷ってた時にBOSSを勧めていたので、あのコーヒーのおっちゃんがBOZU(スキンヘッド)になってるっていう意味だよと伝えると爆笑して即買いしてた笑
▶︎サントリー コーヒー ボス レインボーマウンテンブレンド
各都市に行くと必ずお気に入りのTシャツを買うらしく、さらに2点を追加。
写真の真ん中の舞妓さんが載ってるTシャツと京都の文字と五重塔が載っているTシャツを購入。ちょっとオタクチックさ出てるね。どちらかと言うと鮮やかな色味の方が気に入っていた様子。
妙心寺 ★★★
ここはあまりガイドブックとかには載ってないけど、天井画で龍が見られる場所。他にもいくつかあるんですがここの天井画が個人的に好きだったので連れてくることに。ちなみにここも撮影は禁止なのでホームページから引っ張ってきます。
各20分ごとにガイドが始まって龍の天井画を見るのと明智風呂の2種類を回るコースになっている。まずここは日本語ガイドのみが基本になります。外国人には簡易的な英語の説明書きが渡されますがかなり不十分なのでご注意を。ここの龍の天井画は本当に素晴らしいので一刻も早く英語音声ガイドが出来ることを切に願うばかり。
ただし、本人は逆に日本語の方が日本っぽくて良かったとのこと。
本殿の天井に描かれた龍は見る角度によってその表情を変え、姿を変えていく。ぐるりと一周して360°どの角度から見てもその表情が変わる不思議さと異様な迫力がある。もう300年近く改装がされておらず、絵は当時描かれたままで絵の具ではなく、貝や草など自然の材料を使って描かれている。この龍を拝むだけでもここまで来る価値はかなりある。
明智風呂の説明もあるが、当時の時代背景や歴史について理解しないとその建設や使用の目的は解りにくいと思うのでこちらも英語音声ガイド対応を強く希望する。
ちなみにバス停からのアクセスはあまり良くないので若干歩く覚悟は必要だ。ここはかなり好評だった。
船岡温泉 ★★★★
今回の旅で最も評価が高かった場所と言ってもいい船岡温泉。もともと、僕自身が一人旅の時に行き逃したことで今回はリベンジの意味も込めていた。
バス停で大徳寺前で降りてそのまま通りをまっすぐ降りてきたところにひっそりと佇む船岡温泉。文化庁の登録有形文化財にも指定されている。京都周辺の銭湯を紹介しているこちらのサイト→京都駅エリアの銭湯 | 裸で見る芸術 京都の銭湯 〜京都中の銭湯のタイル絵をご紹介〜にも紹介されていて、一度来てみたかった銭湯。京都駅からはかなり遠いので今回の妙心寺からのアクセスがかなり都合が良かった。
お風呂は日替わりで男湯と女湯が入れ替わるようで今回は右側のお風呂だった。脱衣所から外の露店風呂が見渡せる奥がお風呂とサウナになっている。風呂は幾つか種類があって、泡風呂、ジェット風呂、電気風呂、薬風呂、あとめちゃくちゃ熱い高温風呂と水風呂があったと記憶している。露天風呂の前にある池には鯉が泳いでいて、ゆったりと旅の疲れを癒せる感じ。
ちなみにお風呂に入っていたら、ちょうど別の外国人が露店風呂に来ててタイムリーにEUからイギリスが離脱したときだったのでその話で盛り上がってた。
脱衣所の天井のタイルはレトロな風情でなんか懐かしい感じ。逆に外国人の人にとってはより日本らしい建物で写メ撮ってた。
営業時間はこんな感じ。タオル、ボディウォッシュ、シャンプーなんかもすべて売っているので基本的には手ぶらでOK。長い営業時間なので、旅行の予定とも組み合わせやすいところがポイントだ。
もし日本独特の文化とか銭湯のスタイルを知らないのであれば連れてくる価値は大いにあると思う。料金は大人一人430円でタオル貸し出しが200円だったと思う。
金閣寺 ★★★★
開いている時間などは事前に公式ホームページで確認しておこう。
金閣寺はやはり間違いないですね。観光客も多く、バスなら1時間ほどかかるけど京都駅から1本でくることも可能なのでアクセスは抜群。ルームメイトも喜んでいた様子。やはり、見た目に鮮やかな建物の方がウケはいいようです。
ちなみに、この金閣寺の庭園内に入る手前に鐘つき体験をすることができます。確か200円くらい。せっかくなので来たら突いておくことをおすすめする。ルームメイトもこの体験には喜んでた。
金閣寺をぐるっと回ってから出口付近にアイスクリーム屋があるので抹茶アイスを購入。やっぱり美味い。
駅から直接来たけど、そのままトンボ帰りでバスに乗って最後の目的地である錦市場へ。金閣寺はかなり近くまで寄れるけど、撮影スポットはいつも人が多いので撮影のタイミングだけ注意しておこう。
錦市場 ★★★
出典:食の宝庫「錦市場」で京都ならではの美味を食べ歩き! | icotto[イコット]
帰りの時間も近づいていたので最後は京都の台所と言われる錦市場にお土産を見に来た。初めは正直、どんな反応をするんだろうと思ったんだけど、結構気に入ってくれてお店の前で試食させてくれるところとか積極的に行って楽しんでた。
特に僕のルームメイトはかなりのお菓子好きなので京都の駄菓子にはかなり飛びついていた。
1個70円、10個まで詰め合わせ出来る京都の和菓子を熱心に選ぶルームメイト
特に駄菓子屋みたいな場所ばかりになってたけど笑 もちろん、乾き物なんかも頬張りながら市場の中で気になった場所に立ち寄っていく感じ。
▶すッパイチュウ<レモン味> ︎
▶︎ポッキー(極細)
▶ピュレグミ レモン ︎
このあたりはアメリカには置いてないものも数多くあって買い溜めしていた。お菓子の他には、京都 七味とうがらし|京都・産寧坂「おちゃのこさいさい」に売っていたご飯にふりかけるピリ辛のふりかけ、ドレッシングを購入。お酒屋で風神雷神の日本酒、梅酒を購入。あとは錦一葉 (ニシキイチハ) [食べログ]の宇治抹茶ポップコーンの詰め合わせなどかなり楽しんでいた様子だった。
古き良き日本って伝えるの難しい
今回は去年2015年の秋に一度、一人旅で京都に来たことがあったのである程度の有名観光地は紹介できたんだけど、僕自身も観光地の歴史とかあんまり分からなかったのでそのあたりを説明できなかったのはちょっと悔しかった。完全に僕の技量不足だったと思う。(そもそも歴史自体、そんなに得意じゃない)
最後に、今回の観光案内の旅で聞いたこと・分かったこと・感じたことをまとめてみる。
- そこまで日本文化らしさとか求めてるわけじゃない
- 庭園の美しさなどは伝わるけど物足りないと感じることもあるらしい
- 街が静かすぎて逆にびっくりしたらしい
- 日本食より肉、ステーキをガッツリ派
- 自販機があらゆる場所にあってそれが一番びっくりしたとのこと
僕個人としてはいわゆる「日本のおもてなし」というのがところどころ空振りしていると思ったし、日本人として良いと思ってることが逆に外国人にとってはつまらなく思えてしまうことがあるんだと思った。確かに親切さとか、丁寧さとか大切だけど、別に必要ないところはないんだよね。
それから、頑張って日本食を食べさせようとウロウロしてたんですが肉、ステーキ系のお店の近くに来るとやっぱりそっちに反応。本当は日本食を味わってもらった方がせっかくの観光だしイイと思ってたんだけど、逆に僕の勝手な価値観を押し付けてしまっていたのかもしれないとちょっと反省。普通にステーキをバクバク食べてる方が幸せそうでした。
あとは自動販売機の多さに驚いていた。どのまがり角を曲がっても自動販売機が必ずある、と。ちなみに、僕のルームメイトのお気に入りはリアルゴールドと小岩井のりんごジュース。それから缶コーヒーのBOSS。めちゃくちゃ美味いって言って何本も買ってた。
それからやっぱり全般的に飯の量が少なかったとも言っていた。これはアメリカと比べてしまうと確かにそうなんだからもう仕方ないよ、ジャパニーズサイズだ!って言っておいた。 一応、旅行中のアメリカ人の反応はこんな感じだった。
京都旅行案内で役に立ったガイドブック
最後に僕が今回の旅で役に立った本をいくつか紹介しておく。基本的には、京都おさんぽマップ (ブルーガイド・ムック)を使用したけど京都の良さを再発見出来るDiscover Japan 特別編集 ベスト・オブ・京都と個人的に裏路地をいろいろと旅した時にお世話になった京都の路地裏 生粋の京都人が教えるひそかな愉しみも紹介しておく。今回の旅では裏路地は旅してないが、選択肢として持っておくのも面白いと思う。
もちろん、今回のように外国人の観光案内でなくても普通の京都観光にもかなり使える本なので参考にしてみてほしい。
その名の通りお散歩したいときにパッと見開いて確認できる地図と各見所が詳しく載っている。バスや地下鉄の乗り換え表も非常に見やすくて使いやすい。A4サイズなので若干大きめだけどそれを除けばこの1冊でも十分。
▶︎Discover Japan 特別編集 ベスト・オブ・京都
清水寺、伏見稲荷神社など押さえておきたい名所7カ所を深く掘り下げたり、居酒屋とか宿泊とか、とにかくこの1冊で京都のイイところを網羅してくれてる感じがいい。京都に行く前にゆっくり時間がある人は読み込んでおくことをオススメする。
もう普通の観光本に載ってる京都じゃちょっと物足りないっていう人が読む裏路地本。普段、観光客が足を伸ばさない場所、地元の人に愛される和菓子屋、京都のあらゆる裏路地の情報が散りばめられたコアファン向けの本。
改めて、持っている選択肢は多い方がいい。特に、こういった時間のない観光になると迷っている時間がもったいないのでどんどん決めてしまいたい。
京都を観光して改めて感じた日本を紹介することの難しさ
今回の旅行で思ったのは、日本の伝統文化だったり昔からあるしきたりを伝えるのって本当に難しいということ。特に、ルームメイトで気楽に話すことが出来たとは言え説明するのは本当に根気のいる作業だった。
京都ってたくさんの観光客が集まるし、外国人にも人気のスポットなので周りを見渡しても日本人よりも外国人の方が多いくらいだった。日本を紹介するためのツアーコンダクターと一緒に巡っていた観光客も多かったし、これから2020年の東京オリンピックに向けてますます需要が高まってきそうだなって思った。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。