今回は小学生向け英語塾を選ぶポイントとおすすめの塾についてまとめます。
この記事の監修者
1~10歳への英語教育に20年の講師歴を持つmamatamaさん。専門的かつ経験豊富なアドバイスができるベテラン講師です。
英語教育20年キャリアを持つ先生が選ぶおすすめ英語塾5選
その中でも、この英語塾に通っている子は伸びているなぁ、基礎がしっかり身についているなと感じるスクール5つを紹介していきますね。
※最新の情報は各公式サイトをご確認ください
おすすめ No.1 公文式英語
主な特徴
タイプ:中学受験英語先取り
講師:日本人講師
頻度:週2
形式:グループ
料金:7,700円〜(東京・神奈川地区)、7,150円〜(東京・神奈川以外)
英語力を伸ばすには毎日欠かさず続ける「積み上げ」が大事。
公文式は「積み上げ」と「続ける」ができる子に成長できるプログラムが魅力です。
まず英語の会話表現を学び、日本の中学英語と同じような流れで基礎英文法を学んでいきます。
週2回の通学で、残りの日は自宅で毎日決まった枚数のプリント学習を行います。通学時の学習も自宅での学習もプリント学習で手順は同じです。
白黒の二色刷りプリントで、音声はCDやタッチペンを用いて確認、と地味だけどシンプルに継続力が身についていきます。
内容は中学文法ですが実際の中学英語のように間違いを細かく確認するスタイルではないため、感覚的に英語をとらえたい小学生にも負担にならず続けられます。
さらに、Zoomを使ったオンライン受講も可能に。
英語力はもちろん子どもの「続ける力」を鍛えるのが公文式の他にないおすすめポイント。自信を持っておすすめしたい英語塾ですよ。
真面目さをはぐくめる
おすすめ No.2 Gabaキッズ
特徴
タイプ:会話重視
講師:外人講師
頻度:週1〜(プランで選べます)
形式:マンツーマン
Gabaキッズの他との違いは英語を初めて学ぶ子向けに、アルファベットから学べる「Starter」というレベルが用意されていること。
1対1のマンツーマンだからこそ丁寧に教えもらえます。
Gabaキッズ魅力
- とにかく楽しさ重視!英語力に合わせたレッスン
- マンツーマンでたくさん話せるから上達が早い
- 人目を気にせず、のびのびとリラックスして受講できる
- 初心者でも大丈夫。アルファベットから学べるテキスト有
Gabaのネイティブ講師とは何度かお会いしたこともありますが、採用率が低いだけあって人柄や指導経験豊富でまったく心配ありません。
あとは内気な子でも通いやすい点も高評価ですよ。
他のこどもの目がないマンツーマンなら「みんながいると話せない」ということもないです。
最初は恥ずかしがり屋だった子が、ネイティブ講師の異文化に触れることでガラリと変わった事例もいくつかありますね。
英会話教室で起きる化学反応のようなものを期待されているのであれば、Gabaキッズのマンツーマンはおすすめです。
ネイティブの発音に慣れるなら
おすすめ No.3 早稲田アカデミー御茶ノ水本館
特徴
タイプ:中学受験英語先取り&会話重視
講師:日本人帰国子女講師
頻度:週1〜
形式:グループ
授業はすべて英語。高いレベルの英語運用能力を習得することを目標にしています。
レッスンは授業と英検対策のセット。入塾するための試験(子どものみ)と親子面接があり、授業は保護者同伴で、宿題内容は保護者に直接伝達、と保護者を巻き込んで英語環境を整える本格的なスタイル。
洋書を読んで語数の記録をつける「洋書多読」があり、英文を大量に早く読む習慣も身に付けられます。
恵まれた環境だからこそ子ども達は英語だけに集中できるのが魅力です。
実績と信念に恵まれた英語環境
おすすめ No.4 進研ゼミ
特徴
タイプ:復習重視&英検対策(準1級レベルまでOK)
講師:オンライン教材
頻度:週1〜
形式:個人
小学生の英語学習法で1位にもなった進研ゼミ小学講座。
外国人といきなり英語を話すのはハードルが高いんだけど、ゲーム感覚でポチポチと学んでいつの間にか英語が得意科目になっていたということもあるほど。
「勉強しなさい!」だといやいやなのに、進研ゼミタブレットは進んでやってくれる。進研ゼミさんは子どもの気持ちを高める勘所のようなものを押さえてくれていますね。
レベルも英検準1級まで対応、ほかの科目も勉強できるので、英語を含めてオールラウンドな教材を探しているならおすすめですよ。
教材豊富&全国100万人以上が受講!!
おすすめ No.5 GLOBAL STEP ACADEMY
特徴
タイプ:会話重視
講師:外人講師
頻度:週1〜(プランで選べます)
形式:マンツーマン
オンライン型のインターナショナルスクールの中でも、特にフォニックスに気を配って学習カリキュラムが作られているのが一番の特徴。
進学実績が素晴らしく、運営の大学卒業までの将来を見据えたコンサルティング力があるスクールとして定評があります。他のスクールと比べてもカリキュラムが入念に検討され、本格的。
どんなお子さんでも一番鍛えておきたいのが英語の発音に関する感性です。
英語の音にさえ慣れてしまえば、小学生以降の英語学習におけるアドバンテージはかなり大きくなります。
グローバルステップアカデミーはこの点をリスニング、リーディング、スピーキングを効率よくフォニックスの観点から学びます。
最終的にライティングによる英語のスペル学習に落とし込むことを目標にします。
他と比べても間口が広く、常にオープンな環境で無料体験はなんと1ヶ月間も有効という素晴らしさ。
インターナショナルスクールを試してみたいなら、まず無料体験をおすすめします。
ネイティブの発音に慣れるなら
独学教材と塾それぞれのメリット・デメリット
英語学習のポイントは、何よりも頻度と継続です。どちらも長ければ長いほど良く、コンスタントに無理なく続けられる環境を整えられるのが理想的です。
ここでは、学習環境や子どもの性格を踏まえた各種教材のメリットとデメリットをご紹介します。
市販教材を使うメリット・デメリット
GOOD
メリット:コスパが圧倒的に良い、お気に入りの教材が決められる
BAD
デメリット:カリキュラムや学習計画を自分たちで考える必要がある
例えば、一日に何ページ解くのがよいか、その分量をこなすには何分くらいかかるのか、答え合わせは誰がするのか、などなど…
また、テキストばかりだと演習量が不足しがちになって、徐々にわからなくなることもあります。勉強がつまらなくならないようドリルなど新たに選ばないといけなくなったりするんです。
実際にmamatamaさんの経験則によると、自宅学習を継続するためには集中力や好奇心が必要で、そう簡単には続かないというのが本音だそうです。
英語塾を使うメリット・デメリット
メリット:任せて英語力をグンと伸ばせる、周りの人とつながれる
デメリット:費用面
ただ、英語塾やインターナショナルスクールに通っている子たちの方が明らかに英語への関心度が高いのは間違いないですね。
英語学習に取り組んでほしい多くの家庭が取り入れるのが英語塾。教材もカリキュラムも全て決まっているので、お任せにできるのが最大のメリット。
あとは人との関わりが好きな子であれば、続けることそのものへのモチベーションになることもあるそうです。
英語塾に通わずに英語を身につけるのはなかなか難しいですね。子どもには絶対に英語を身につけてほしい、という方の多くは英語塾に通わせている印象です。
コストはそれなりにかかったとしても、小学生向けの英語教育を熟知したプロにお任せするのは決して間違いではなく、むしろ英語力を上げる近道とのことでした。
結論
自分から子どもに教えられるなら教材だけ揃える方がコスパ◎
ただ、英語学習をプロにお任せしたいなら英語塾を検討すべき。
もし英語塾よりももっと気楽に英語学習をする環境を整えてあげたいのなら、通信教材がおすすめ。
小学生向けの英語通信教材BEST4をこちらの記事にまとめているので、気になる方はこちらもぜひチェックしてみてください。
英語塾選びでまず押さえたい2つのタイプ
英語塾の2つのタイプ
①中学受験英語先取りタイプ
②会話重視タイプ
各塾で方向性や方針は実にさまざま。数も多いので迷ってしまいがちなので、この2つのタイプのどちらかをまずは決めちゃいましょう。
英語を学ぶ目的から選べば、スクールも絞りやすくなります。
講師別のメリット・デメリット
講師ごとに違いもいくつかあります。
日本人講師
講師自身も第二外国語として英語を勉強した経験があるため、細かい文法やつまずきを理解したうえで、わかりやすく説明する技術を持っています。
ネイティブのように格好良く発音することはできませんが、学習者の疑問に答える知識があるため、細かく理解したい小学生に向いています。
一方で、英語でやりとりする機会はあまりないため英会話の練習には向いていません。
日本人帰国子女講師
首都圏など大都市に特化した傾向ですが、有名大学の帰国子女大学生講師によるレッスンを提供する英語教室もあります。
講師は高校までを海外で過ごした有名大学の大学生で生粋のバイリンガルですが、勉強を通して英語を学んでいないため細かい文法やフォニックス(読み方)ルールのわかりやすい説明を求めることはできません。
ただ、小学生にとって外国人のようで日本人である帰国子女講師は憧れの対象となるうえ、発音は完全にネイティブレベルなのに日本語も十分に通じて親近感があるため、英語学習のモチベーション維持は図りやすいでしょう。
外人講師
細かいことは気にせず、幅広い英語に触れたり身振り手振りを使ってコミュニケーションをとる積極性を磨いたり、と総合的な意味合いでの英語力を追及するスタイルです。
テキストやロールプレイなどを通して文法や語彙はカバーしますが、その定着度さほど重視されていません。サマーキャンプやイベントなどの企画も多く、外国の雰囲気を味わえることが何よりの醍醐味です。発話の機会は豊富にありますから英語でおしゃべりしてみたい小学生向きです。
もし迷った場合は、英語でどんなことを身につけてほしいか?をベースに講師別で選んでみることをおすすめします。
英語講師を選ぶときのポイント
英文法も細かく学びたい→日本人講師
発音や文化交流を重視→外人講師
日本語も英語も交えてほしい→日本人帰国子女講師
通学頻度のメリット・デメリット
大まかに週1、週3の頻度でそれぞれの効果の目安は次の通り。
週1回〜の場合
中学から本格的に始まる英語学習に備えるために通うなら週一で十分。
宿題がないと理解や定着に時間がかかるので、自宅学習と組み合わせることで、英語に触れる機会を増やすなどの工夫ができる方がよいでしょう。
週3回以上の場合
週3以上なら、例えば月曜日は英会話、水曜日は文法レッスン、金曜日はリーディングタイム、など授業をうまく分散して使い分けられるのが塾側の一番のメリット。
宿題がなくてもレッスンに通うだけで進歩を実感しやすく、子ども達も達成感を味わえます。
マンツーマンとグループレッスンのメリット・デメリット
マンツーマンレッスン
メリット
カリキュラムなどをもとに自分のペースで学びたい分野を勉強できるため、時間を有効に使えます。
デメリット
クラスメイトとの励ましあいや競争ができないので、子どもによってはやる気を持続させることが難しい。
グループレッスン
メリット
人数は5名~8名、塾形式なら最大20名ほどで一緒に学べ、周りに感化されて学習が捗りやすい。
デメリット
直接自分が発言する時間以外も集中力を切らさずレッスンに参加する積極性が必要。場合によってはぼんやりと時間を過ごせてしまうことも。
英語塾選びのポイントまとめ
英語塾を選ぶならまず目指すべきゴールはどこか?を決めましょう。
ゴールが決まれば、講師は誰が良いか?、週に何回通えるか?、教室の場所はどこが通いやすいか、がスムーズに決められます。
そして成功のいちばんの鍵は「子ども自身が楽しめる環境か?」です。
だからこそ迷わず無料体験などもトライすることをおすすめします。
お子さんが好きかどうかはやってみてはじめて分かります。続けられそうなら、英語は自然と身についていきます。
ぜひ良い英語塾との出会いがあることを願っています。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
絶対に知っておきたい小学生向け英語通信教材BEST4
学習塾に通いにくい昨今の環境も踏まえ、自宅で学べる通信教材も非常に人気です。
mamatamaさんとこちらも協力し、小学生向けのおすすめ通信教材についてまとめています。ぜひチェックしてみてください。
子ども英語ガイドマップ
幼児からの英語教育はじめの一歩
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◆英語に興味を持ってもらうための入門教材4選
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小学生向け英語学習
◆おすすめ教材
┣ まずはここから!「英語に慣れるための教材8選」
┣ 英語講師20年のベテランが選ぶ「通信教材ランキングTOP4」
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┗ 読書好きの子どもなら「小学生向け英語を楽しく学べる本9選」